TOEICスコアと英会話基礎につながる力を同時に伸ばせる「英語のまま理解する」方法
はじめに
この記事の中には、私が英語を自己紹介でできずに、TOEICの勉強法も分からない中、もがいて結果を出した「戦略」と「具体的学習法」を紹介しています。
「戦略」に関しては、ある重要な2つの力があったのでそれを解説しています。
そして「具体的学習法」の中では、読んでいるかたが「今日から」実践できる方法を紹介しています。
「戦略」がなければダメですが、具体的に行動もできないと結果は出せないからです。
それでは早速記事の中身に入っていきましょう!!
私の英語力を変えた「英語のまま理解する力」
私の英語学習は「恥ずかしい」から始まりました。
大学の1年生の最初の英語の授業でまず「恥ずかしい」思いをしました。
高校では英語学習をある程度頑張って、それなりに文章は読めるようになっていました。
そのときには英語に興味があったので、大学は国際系の学部に進学することに決めました。
そして英語の授業が大学の全ての授業の1日目にありました。
周りの人がぜんぜん知らない人のなか授業が始まりました。
最初は、大学入学おめでとうみたいなメッセージとともに先生が英語の授業の概要を説明していました。
でその説明が終わった後に「一人ずつ自己紹介してください」と先生がいきなり言いました。
自分も驚いていましたが、周りも驚いていたので少し安心しました。
ですがその安心は、一人目の人が話した瞬間に消えました。
というのもその人はネイティブレベルでペラペラに話していたからです。
そして次の人もペラペラに話していて、自分はその場から逃げ出したくなりました。
ただ自分の番が回ってきて超下手くそな英語での自己紹介を終えました。
もう本当にただただ逃げ出したかったです。
ただ同時に流暢に話せない自分に怒りがこみあげてきて、失望しました。
そんな状態から抜け出したかったので「使える英語を身につける!」とその日に決めました。
それまで英語の学習をある程度してきていたのに、英語が使えこなせないことが悲しかったからです。
またリスニングに関しても、ネイティブの先生が言っているスピードはあまり追いつけませんでした。
だからこそ、「使える英語」を身に着けたいという願望がかなり強かったのを覚えています。
あともう1つ私が目標としていたものにTOEICがあります。
良いスコア(750〜900)を取れると、単位認定で嫌な英語の授業を取らなくてもよかったからです。
自力で勉強してやるという強い気持ちがあったので、TOEICスコアも「使える」英語と同時に目標に決めました。
ただ、目標を決めたのはいいものの「どうやったら英語力を伸ばせるの?」というのが分かりませんでした。
自分の英語力を上げる必要があるのに、上げることができないもどかしさがあり焦りを感じていました。
そんな時にある本に出会い、その本の中で得た情報が衝撃的だったのを覚えています。
そこに書かれていたのは「英語を英語のまま理解する」というような内容でした。
私はその本をむさぼるように読みつくし、「これなら日本でも英語力を伸ばせる!」を思うようになりました。
その本に出会ってなかったらということを思うと、恐ろしいです。
そして「英語を英語のまま理解する」ためには重要なことが1つあると書いてありました。
そのある重要な1つのことをこれまで継続してきたからこそ、TOEIC満点を取れました。
また実践で使える英語も身に着け、留学3ヶ月半でも日本人からは英語がペラペラと言われるまでになりました。
今回はその方法が何かということと、具体的な実践方法について書いていこうと思います。
「ある1つの方法」とは何か?
では、「英語を英語のまま理解する」ために必要なこととは何か?
それは「大量のインプット」と「少量のアウトプット」です。
これが私が英語力を日本にいながらあげることができた最強の方法です。
もう少し具体的にいうと、英語で何かを見たり聞いたりするのが、大量のインプットの部分で
自分で英語で話したり、書いたりする行動が少量のアウトプットの部分です。
そして、この大量インプットと少量アウトプットには黄金比率があると言われています。
これは人によるのですが大量インプットと少量アウトプットの黄金比率は8:2くらいだと言われています。
ただこれはTOEIC700以上あたりの人なので、それ以下の人に関しては9:1くらいだと思って頂いて大丈夫です。
これは私が大学時代に研究した「第二言語習得論」(SLA)の中でも非常に重要だと述べられていることです。
この「大量のインプット」と「少量のアウトプット」に関して1つずつ解説していこうと思います。
「大量のインプット」の重要性
「大量のインプット」は、本当に言語学習において最強の学習方法になります。
私はこの「大量のインプット」を徹底したからこそ、「英語を英語のまま理解」ができるようになりました。
私の英語力、人生を変えてくれたといっても過言ではない「大量のインプット」です。
この「大量インプット」が大事だということを本で学んでから、ひたすらインプットをするようにしました。
そのインプットの作業をし始めてから、徐々に徐々に聞こえる感覚になってきました。
実感として聞こえてくる感覚になったので、楽しくなりそのインプットの作業にのめり込みました。
今でも覚えているのですが、学習開始当初にアメリカコメディの「フレンズ」をみて全然わかりませんでした。
ただ、徐々に学習を進めていくうちに英語が聞こえるようになり、「フレンズ」もいつの間にかほぼ分かるようになっていました。
それくらい「大量のインプット」には強力な力があります。
ここでいうインプットとは、単語暗記や問題を解くことはインプットには含みません。
英語で話されている動画を見たり、音声を大量に聞いていくということです。
「英語で話されているものなんか分からない!」と言われそうですが、そんな方でも大丈夫です。
今は英語で話されている動画などがまだ理解できない人のために最後のほうで具体的な学習法を書いています。
実際わたしも最初は動画をみたりして分からなかったので、後で紹介する方法を使いました。
それはさておき「大量のインプット」をする最大のメリットですが2つあります。
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