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単語力がなくても話す方法

英語初級者で、特に会話力がないとお悩みのの方に向けての記事となります。中学での英語は一応、やった。と言う初級者であり、アルファベットから学ぶ必要がある方ではないので、ご了承ください。

★発想が生真面目すぎる!?

読むとわかるけど、話せないとおっしゃる方は、
発想の仕方が生真面目すぎる、ということがあります。

少し自由になって、まず一歩、踏み出せるように噛み砕いてみます。

単語1つがわからないとその先に進めなくなってしまう方。
ざっくり行きましょう。  まずざっくり言えることを目指す。

少し楽になる発想を書いてみます。

誤解のないように言うと、もちろん、英語を話す時、
句動詞や単語をたくさん知っていた方がより伝わりやすくなる。

でも、知らない単語はいつまで経ってもきっとある。

母国語の日本語だってあります、少なくとも私は。

今、知っている単語レベルでできるだけ伝えてみましょう。
鍵は、とんちをきかせて、なんとか表現しようとすること。

★サンプルを見てみましょう

言いたいことがこれとします:
「この前、(自分の)業界のセミナーに参加してきました。 
行って良かったです。知らないことをたくさん学べました。
講師の皆さんは、各界の専門家で著名な方達でしたし、
いただいた資料もこの先活用できそうです。」

って言うことが言いたいんだけど!

この前って何!?  業界ってどういうの?
各界? 著名な?  ああどうしよう。

言える範囲で言ってみましょう。 「この前」、とか「業界」には何を使うのかよくわからない。いただいた資料!? 

細かく言えないけれど、これで言ってみよう、の例です。↓

★とりあえず、ここまで言えたらOK!  

セミナーに行きました。自分のビジネスに関することでした。
とても良かったんです。 多くの学びになりました/
資料も良かったですよ。使うと思います。

I went to a seminar.   It was about my business. 

It was very good.  I learned a lot.  

The instructors were experts and famous.  

The documents are helpful.    I will use them.  


もちろん、十分、表現しきれていないところはあります。

日本語の文章をそのまま訳さないと気持ちが悪い方にとっては
とても気持ちが悪いかもしれません。

入っていない部分はなんでしょうか。
言いたいことにどのくらい影響するのかみてみます。

この前。 → これは、後から言って全然大丈夫ですよね。
場合によっては会話相手が聞いてきます。  When was it?   
そこで答えてもいいし、抜けていたからこそ会話が弾むかもしれません。

具体的に言えるなら、Two weeks agoとか、Last Fridayとか付け加えれば
良いですよね。


業界のセミナー。→直訳するとmy industry's seminar?
ちょっとピンとこないような。 ここ磨けますけど、あえて追求しません。

ここは自分のビジネスに関連することがわかればいいので、
今、深掘りしなくても良いかと思います。

知らないことをたくさん学べた。→I learned a lotだけだとたくさん学びました。じゃないの? そうですね。なので、追加して、I didn't know them
と入れてもいいですよね。 

はい、ここで、I learned a lot of things I didn't knowとかにしないの?
とか、いろいろな言い方を考えると思います。

ここもポイントです。これを一気に言おうとして
言えなくてストレスを抱えたり、頭の中が真っ白になることが多いんです。

なので、まず、小分けにしてでもいいから、とにかくアウトプットしてなんとかざっくり言えるようにする、そこから余裕が出てくるので、慣れてきたら関係代名詞を使ったりすればOK。

後半の2行。
この2行も一気に言おうとして真っ白になったり固まったりすることが多いです。 小分け、小分け。 
あと単語を一つ一つ反転させてもう一方の言語に当てはめようとしすぎないこと。

そして「ネイティブはそう言わない」、とかも初級段階では、
気にしすぎずに。 

講師の皆さんは皆さんが入っていないから、all the instructors were がその通りになりますかね。
それは1つ言えるけれど。でもここも後から補足してもいいんですよね。
In their industries. とか、In their profession とか言えたら追加。

from all the different fieldsとか、from each sectorなど言い方は数おおくあると思いますが、まずはなんとか発想してみましょう。知らなければ、言える範囲で言って、「次回は言えるように辞書で調べておく」
They were all professionals from their fieldとかtheir industriesとかでも。

英作文の採点をされるわけでないので、発話できるようになりたい場合は
ゆっくり考えて、相手とのやり取りの中で完成させたり、不足することがある、それに慣れましょう。

著名なは、famous(フェイマス)でいいのか?→他にもnotableとかprominentとかありますが、ここはfamousでまずは十分。
反転させないと言いながら、ここは個別の形容詞を検討してみました。

Everybody knows them誰もが知っていますよ、なんて言っても
いいですよね。

いただいた資料→The documents areだけだと、いただいたが伝わらない
んでは?  The seminar's documentsと言えそうなら、いいですね。

もう少し言えそうなら、The documents でなくThe handoutsが出てきたら
その方が「配布された」感が出ます。 でも知っていても出てこない場合が
多いのが会話初級者。ですから、日本語でも馴染みのあるドキュメント(複数にするとドキュメンツ)を使って、まずは言えるようにするのもコツ。

ここも「後から追加」で、The documents….で始めた文章を一回終わらせてから。言えてない!と気づいたら、They are from the seminar。を言うことでで、セミナーでの資料で、と伝わります。

活用できそうです→ここは最初の文例では分割して言っています。
helpful であること。そして、I will use them.  
helpful が出てこない、場合は、The documents are ( were ) also very goodで言ったらどうですか。 黙ってしまうよりいいです。

言えない時はこれで十分。 そもそも初級者の時は、数にも振り回されるので、 documentsにするかdocumentにするかも迷いますし、I will use itなのか
I will use themなのか(themが出にくいことも多いですよね)も混乱します。

なので、複数であっても単数で言ってもいいじゃないですか。
まず言えるようにして、微調整していくことで。

他にも言い方はいろいろあります。
The documents are helpful.   They seem to be useful.  
辞書をひいてみていただくとわかりますが、「活用できる」と言い方を
みると少し見慣れない単語も出てくると思います。

こんな言い方もありますよ、ですからこれもあまり気にしすぎずに。
seem to be で、見える、思われる。

They seem to be usefulで、
それらは、有益そうに見える、使えそうに見える、と言う文章になります。

useful は、もっとも基本的な言い方なので、これもパッと浮かぶようになると楽になると思います。

他には、take advantage (うまく使う、利用する) utilize (活用する、役立たせる)など目指していただき。  

たくさんの言い方がありますが、まずはシンプルに。


★ギャップがあってもまず言ってみる

言いたいことと言える英語にギャップがある。
これおそらくしばらく続きます。私も内容によってはまだまだあります。

ギャップを徐々に埋めていく作業=勉強して単語やフレーズを覚える、
発話トレーニングをすることになります。

上達に伴い、徐々にギャップが埋まっていきます。

このギャップの気持ち悪さにもがいて、悔しい気持ちを味わい、
本当はもっと表現したいんだよう!!! と思うことが何度もあって
それが、私が練習し続けてきたモチベーションになっています。

「これだけ言えればいいじゃない!ここまでだっていえない。
goの過去がwentだなんてすぐ出てこない」という初級の方もいらっしゃれば、「うーん、これぐらいなら言えるけど、これだと不十分で気持ち悪い」という方もいそうです。

ここはもうそれぞれのレベル感によって変わるところです。
もし、goの過去がwentと出てこない場合は、基本の不規則動詞30くらいは
覚えてしまいましょう。

まず完璧な英文を用意してから口に出すのではなく、
主語はなんだ、動詞はなんだ、考えながら口に出して、組み立ててみましょう。

会話力、相手との対話をできるようになりたい場合こそ、
スピーチではないので、日本語の会話と同じように考えて大丈夫。

少し言い淀んだら、相手が推測して言葉を出してくれたり、
短く伝えてから、補足を後からくっつけたりしていいんです。

★一番の核心部分はどこなのか

考え方としては、ポイントはどこなのか、です。
サンプルでは、ここかと思います。

セミナーに行ったこと。
とても良かったこと。
講師の方たちのレベルも高かった(専門家、有名)こと。
資料もいいこと。

ポイントや言いたいイメージをシンプルにして、短くてシンプルな文章で
英語を発信することに慣れて、徐々に、単語や表現を覚え、どんどん使うようにしていくことで、スピーキングが上がってきます。

年末年始、練習される場合、意識してみていただけると
緊張しすぎず、「少し楽」になってくると思います。
















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