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わが子に英語を教えるときに気をつけたいこと

こんにちは!

子どもの英語のレベルが高くなって、「もう少し頑張ったら検定に受かるかも」と思うとき、親が「自分が教えたらもっと上手になるかな」と考え、サポートすることがありますよね。

その時に気をつけなければいけないのは、親自身が学んだプロセスをそのまま子どもに押し付けていないかどうかです。

子どもがどのようにして英語を身につけてきたかによって、親が使おうとしているプロセスが役に立つ場合もあれば、逆に役に立たない場合もあります。

例えば、小さい頃から英語を始め、小学校3年生や4年生で英検を受けさせようとしたとき、英検の教材を買うことがあると思います。その教材には文法用語が書かれていますよね。

その時に、親が「子どもはこのレベルだから、文法用語もわかるはずだ」と誤解してしまうことがあります。しかし、ここでよく考えていただきたいのは、子どもは文法用語を使って英語を学んだわけではないということです。

大人になってから英語を学んだ人と、子どもの時から具体例を通じて学んだ人では、学びのプロセスが全く違います。

ですから、親が本に書かれている内容を「子どもはわかるはずだ」と思って教えてしまうと、かえって子どもが英語をわからなくなってしまうのです。


では、具体的にどうすればいいのでしょうか?

1. 具体例を使おう

文法を教えたいなら、文法用語を使わずに具体例を示しましょう。例えば、「三人称単数だから」と説明するのではなく、
"She likes cats." や
"Does she like dogs?" といった具体例を使って、
「この表現を使うよね?」と親しみやすい言葉で説明します。
「Do she likeって聞いたことないから、違うね!」

というように、子どもが「そうだね!」と感じられるように、身近な例で英語に触れさせることが大切です。

2. 子どもが理解しやすい言葉を選ぼう

疑問文を教えたい時も、「クエスチョンマークがついている文章」といった感覚的にわかる表現を使って教えてあげると良いでしょう。

否定文は「notが入っている文章」、
疑問詞を含む文は「Yes/Noで答えられない文章」
と言い換えることで、子どもが直感的に理解できるようになります。

3. 親自身が予習をしよう

子どもに教える前に、親自身がしっかりと予習し、子どもの言葉で説明できるように準備することが重要です。教える側が本当に理解していなければ、子どもに伝えることは難しいです。もしそれが難しい場合は、外部の専門家に頼むことも一つの選択肢です。無理に親が教えようとするのではなく、適切なサポートを受けることが、子どもの英語学習を成功させる鍵となることもあります。


子どもの将来のために、今、少しでも手助けしてあげたい!という親の子供を思う気持ちが空回りしてしまうことがあります。

結局、親が子どもに英語を教える最大の目的は、単に検定を合格させることだけではなく、英語を自由に使いこなせる大人に育てることです。

だからこそ、無理に大人がわかる理屈を押し付けるのではなく、子どもが理解しやすい形で教えることが、英語を楽しく学ぶ道への第一歩になります。


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