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#19「写真の無断転載に思うこと」

写真やイラストの無断転載はダメです。

なんで急にこんなこと言い出したかというと、X(旧Twitter)のタイムラインを見てると写真やイラストが無断転載されたという投稿をいくつも見かけます。

その中で気になったのが、あるカメラマンが地方自治体に写真を無断転載されたというもの。


①投稿の内容

詳しく読んでみると、

・広報誌に写真を無断転載された
・過去にも写真の提供をお願いされて、無償で協力していた
・今回も事前にお願いされれば承諾するつもりだった
・ただの一枚の写真かもしれないが、そのために機材を揃えて時間を割いた
・それに対するリスペクトがないのが悲しい
・地方自治体は既に無断転載を認めている
・地方自治体から直接の謝罪がない
・担当者のメールの返信が遅いから電話をしたら「電話ではなくメールで」と言われた
・そこから地方自治体側は代理人が対応することになる
・しかしその後担当にメールを送っても返ってこない

投稿者の方はこれまで新聞に掲載されたり、フォトコンテストで最優秀賞に選ばれていて
新聞に掲載されたという投稿を拝見しましたがとても素晴らしい写真を撮られている方です。

この方のその後の投稿や他の人からのリプライとのやり取りを見ていても無断転載と対応について苦言を呈しているだけであって、
"他の部署や利用者の迷惑になるので過剰な電話等の問い合わせはしないで下さい"と書いてました。

なんと心が広い方でしょうか。


②無断転載ダメ、でも出来ちゃう

無断転載はダメなんですけど、今って簡単に無断転載が出来てしまうんですよね。

GoogleやYahooで検索すれば画像が出てくるし、X(旧Twitter)も写真を長押しすれば自分のスマホに保存ができるし、
TikTokにはダウンロードの項目があって(TikTokのロゴが載るけど)、
"YouTube ダウンロード"って検索すれば動画や音声を保存できます。

SNSを開くとTV番組やYouTubeの無断転載で溢れているし、公認切り抜きもあって。

紙をスキャナーに読み込んでスキャンすればPDFに出来てバズった投稿にリプで送る。それにいいねする人が沢山いて。

"僕が肯定派ではないということを周知していただいた上で"
これで無断転載はダメですよは
正直、線引きが分からないのが現状なのかなと。

「赤信号、みんなで渡れば怖くない」に近いですね。


③デメリットしかないのか?

そうじゃないんだよなぁ。っていうのが今のSNS社会における個人的な本音になってしまうんですけど

自分の好きなコンテンツを周りに知ってもらいたいとか、今盛り上がってるコンテンツを分かりやすくまとめたり、そうすることで沢山の人に届いてさらに人気が加速します。

僕は今年の1〜3月期に放送されていたドラマ「大病院占拠」を見てから、そのドラマに出演されていたSexy Zoneの菊池風磨さんが
実はバラエティがめちゃくちゃ面白いというのをSNSに転載された投稿を見て知りました。

ロングバケーションの頃のキムタクが懐かしいなんて心震えます。

ここでひとつ基準にするなら、商用利用(無断転載をしたことでその人が利益を得る)なのかなと。


④僕の作品は無断転載しないで下さい

さぁ、ここからがやってきました。クリエイターの出番です。

無断転載しないでほしい、自分がこの作品にどれだけの熱量を注いだのか。

そうなんです。熱量が違うんですよ。


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