豆と呼ばれるものたち

最近、カカオ・チョコレート加工の観点で豆類の利用に興味があります。
豆類とはマメ科植物の種子にあたるものなのですが、本当は豆でないのに豆を呼ばれるカカオやコーヒーのような子たちもいるわけです。彼らは収穫後の形態や利用の面で豆に近いように感じます。

さて、そこで豆類の性質などがまとめられた記事などを見ていた時に、カカオ豆やコーヒー豆も含めてぱっと見て比較できる表が欲しいと思ったので、作りました。

私が個人的に並べたいと思った部分のみを抽出し、傾向をつかんで要素ごとに比較するためのものなので、情報量と正確性には多少欠けます。
それを踏まえてもし需要があれば眺めてみてくださいね。

なお比較的少ない要素は黄色、比較的多い要素は橙色で囲ってあります。

カカオ豆、コーヒー豆を茹でた水分の情報はさすがに見つかりませんでした。
(カカオ豆を煮てみた記事は近々どこかから出す予定です。)

調べていて「へ~!」となったポイントは、コーヒー豆の脂肪酸組成についてで、ロブスタ種がアラビカ種に比べて飽和・一価不飽和脂肪酸が多く、逆にアラビカ種は二価・三価といった多価不飽和脂肪酸が多いという点でした。
栽培の特性をカカオ豆の品種別の特性と比較して考えて、カカオ豆もクリオロは多価不飽和が多いかもしれないだとか、油脂の流動性と栽培しやすさに関係あるのかなとか、品種ごとで栽培地域に差があるのかもだとか、そんなことを感じていました。
ただこの辺りはよく知らないので、調べるか確かめるかしてみたい気持ちが湧いています。

余談1: イナゴマメも並べたかったけど鞘のデータしかまともなの見つけられなかった。

余談2: 日本豆類協会のHPがなかなか面白かったので興味のある人はぜひ見てみてほしい。

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