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『チャオパンタン』

映画の誕生→(モンタージュ)→ヌーベルバーグときて、、、、
どういうわけか??オーストラリア映画の方へいっちゃったから😅
フランス映画からに戻す、ってエことで。
フランス映画、ってエと、
私は、先ずこの映画をあげたい。

 ▽▽▽▽▽▽▽
『TCHAO PANTAN 』(あばよ、操り人形)
1983年、92分、 配給・ユーロスペース

監督、脚本、クロード・ベリ
美術、アレクサンドル・トローネル
出演、コリュシュ(ランベール)/ リシャール・アンコニナ(ベンスサン)/アニェス・ソラル(ローラ) / フィリップ・レオタール(刑事)/

【パリの夜の雰囲気、そして口数少ないコリュシュと、傷つきやすいユダヤ・アラブ混血の孤児を演じたリシャール・アンコニナの演技が、強い印象を残す本作は、1984年度セザール賞で三部門を受賞した、クロード・ベリ版〈フィルム・ノワール〉】
【あらすじ】
ランベールはガソリンスタンドの夜間給油係。孤独でアル中のこの男は40才くらいにみえるが、彼がこれまでどういう人生をおくってきたかは、誰も知らない。
ある夜、彼はベンスサンという身寄りのない青年と知り合う。 ベンスサンはユダヤ・アラブの混血児で、麻薬の密売人だった。 ベンスサンは毎晩ランベールのとこに話にくるようになる。
ランベールも、親子のような親しみを感じるようになるが、ベンスサンはランベールのみてる前でオートバイに乗った二人づれの男に殺されてしまう。 ランベールは彼らに復讐を決意する。
それまで、素性の知れなかったランベールの“秘密”がしだいに明らかになっていく……

とにかく、やるせないというかせつない感じの印象。
シャンゼリゼやカルチェラタンやエッフェル塔やらのパリではない、、18区の、夜が舞台。モンマルトル、ムーラン・ルージュがある辺り。
何よりも特筆しておきたいのは、美術スタッフに、アレクサンドル・トローネルがいることだ。
『北ホテル』1938.(マルセル・カルネ)『天井桟敷の人々』'43(M・カルネ)『昼下がりの情事』'56(ビリー・ワイルダー)『アパートの鍵貸します』'60(B・ワイルダー)『あなただけ今晩わ』'63(B・ワイルダー)そして『サブウェイ』'84(リュック・ベッソン)も!
などなど。
1903年、ブダペスト生まれというから、'83年の本作当時80歳! 翌年に『サブウェイ』
たいしたもんである。


ちなみに。
1988年、【追悼リノ・ウ゛ァンチュラ】と銘打ち「フィルム・ノワール映画祭」が、当時渋谷西武のシードホールで開催されたものの資料も、てもとにあったので、一部メモしておく。
『ギャング』'66(ジャン・ピエール・メルビル)
『リスボン特急』'72(J.P.メルビル。アラン・ドロン)
『冒険者たち』'67(ロベール・アンリコ)
『勝負をつけろ』'61(ジャン・ベッケル。ジャン・ポール・ベルモンド)
『冬の猿』'62(アンリ・ウ゛ェルヌイユ。ジャン・ギャバン&A・ドロン)
『筋金を入れろ』'55(アンリ・ドコアン。ジャン・ギャバン&リノ・ウ゛ァンチュラ)
『さらぱ友よ』'68(ジャン・エルマン。A・ドロン&チャールズ・ブロンソン)

もちろん、これらの中に 『チャオパンタン』が入っていたのは言うまでもない!!

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