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『シャンハイ』

『シャンハイ』(2010年/06。日本では2011/08公開)

上海にやってきたアメリカ諜報員ポールソームズ(ジョン・キューザック)が、親友でもある同僚の死の謎を追うかたちで始まっていき、上海裏社会「三合会」のボスの妻アンナ(コン・リー)への想い抑えられなくなってしまったソームズが、やがてアンナと共に上海を脱出、乗船して………
と、それで、、二人はアメリカで生き延び云々てなオチになる、かと思ったんだけど・・
違いましたねぇ~…
字幕だけのラストだけど。

なんか、ネットでのレビューをみると、評価が低いようで。
つっこもうと思えばツッコミどころがけっこうあるのは確か。
タナカ大佐と純子との関係が不明瞭だし、何よりも、その純子が知ったとかいう陰謀って?なんだかよく判らない。アメリカからやってきた諜報員ポールソームズが、裏社会のドンの妻にひかれていくけど、裏社会のドンの妻にだよ~。あんなんですむはずないでしょう。そういえばポールはなぁんでタナカ大佐らに捕まえられたのだ?
ポールが純子の居所を知っていると、タナカ大佐はどうしてそう思ったのだ?

パンフレットで、映画評論家の黒田邦雄が書いているように、これだけの大作で上映時間105分というのは、短すぎると私も思うのだけれど、フィルム・ノワールという解釈をすればこの時間が生きてくる、&フィルム・ノワールはそこに蠢く人々を複眼的に捉えるのでシンプルな構図にならないーだそうだ、

ん~~・・~~。。??
しかし、 スッキリしない。

全く「シンプル」ではなくて、、一度みただけでは良く判らない物語展開、脚本の不備っていうことになるんじゃないのか?

歴史的大作、というのではない。
けれども、出演者は豪華ですねぇ~~~(スタッフも)

ジョンキューザック、チョウユンファ、渡辺健、菊地凛子、コンリー、デビッドモース、フランカポテンテ。そうして、時代は太平洋戦争前夜、舞台は上海。
この俳優達、その豪華な共演。それを素直に堪能すればいい!、そういう映画といってもいい。

Jキューザックは、なんといっても『コンエアー』。
ニコラス・ケイジに伍して彼もアクションしてましたねぇ~~!
『スタンドバイミー』や『シンレッドライン』や『マルコビッチの穴』に出てるそうだけど。。?。『アイデンティティ』は覚えている。後、『ドライブハード』と『ドラゴンブレイド』をみているのだけれど。どうも印象薄い。『ドラゴンブレイド』はジャッキーチェン主演だった。(^^;)

デビッドモース。この人の方のが私には印象深い。
『ザロック』『交渉人』『グリーンマイル』『16ブロック』、覚えてます。。!
覚えてないのもあった。『インディアンランナー』『コンタクト』『ダンサーインザダーク』に出てるそうだけど。。?

フランカポテンテは、なんといっても『ランローララン』、だね。それから、『ボーンアイデンティティ』

渡辺健は。どうも洋画の方のが記憶に多い。『ラストサムライ』とか『インセプション』とか『硫黄島からの手紙』とか。邦画では『明日の記憶』くらい。後は『タンポポ』。

そぉして、チョウ・ユンファやコンリー、それに菊地凛子(バベル)。
こらぁ、豪華でしょー!

監督はスウェーデン出身のミカエル・ハフストローム、脚本はイラン出身でイギリスで活躍してるホセイン・アミニ、プロデューサーは上海出身のマイク・メダウ゛ォイと、ジェイク・マイヤーズ(出身は?パンフレットに書いてない)、 撮影はフランス人のブノワ・ドゥローム、 音楽はドイツ出身のクラウスバデルト。
。。!! 国際的ですねぇ~~‥!

ん~~~
やっぱ、二時間以上あってもよかったでしょう・・

フィルム・ノワール・・!?

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