L’IMMENSITÀ / 無限の広がり
特にペネロペ・クルスが出ずっぱりの前半はとても良かった。
彼女がここまで世界中の映画人に愛されているのには理由があるはずです。
やはり、特徴的なのは彼女の目ですね。吸い込まれそうな瞳に娘アドリ(ルアーナ・ジュリアーニ)も抵抗できません。
本作では、虚空を見つめるような表情の彼女が随所に出てきます。
母親の不在により逆にその存在が大きくなっていくという流れなんですが、アドリの心の状態は実は宙ぶらりんのまんまじゃないのかなというオープンな終わり方でした。
後半のプロットの弱さを過去映像へのオマージュで代用するという選択にはあまり感心しませんでした。
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