CUBE / 「キューブ」一度入ったら、最後（2021年10月22日劇場公開）
あのカナダ映画の再映画化。
しかも出ている俳優は子役を除いて有名どころばかり。この座組みで何をしたいのか興味が湧いたので観ました。
結果、何がしたかったのかさっぱりわからないまま終幕。映画館の椅子を蹴飛ばしたくなる出来。
登場人物６人の勢揃いの前に実はもう一人登場しているのですが、その描き方から大いに不満を覚えました。要するに血糊を全く出さないんです。まあ映画なんでそういう描写もありですけど、年齢制限回避の為だとしたらそもそも『CUBE』を再映画化なんてしなければいいのに。
不条理スリラーとはいえ、目的も理由も明かさないのは、ストーリーテリング上のルール違反だと思います。しかも伏線すら貼らずにあるキャラクターがそちら側だと種明かしをするセンスのなさ。元々期待はしていなかったのでダメージこそくらいませんでしたが、少なくともオリジナルにあったスリルは完全に消滅していました。
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