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ホムンクルス(2021年4月2日劇場公開)

映像化が難しいとされる山本英夫原作漫画の映画化。

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綾野剛の主演は今の映画界であれば、最適解。ただ不安要素は清水崇監督。

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期待半分、不安半分で観ました。結果、綾野剛の演技には文句はありません。問題は清水崇監督の演出。

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同じ山本英夫原作の漫画を映画化した『殺し屋1』の三池崇史監督はその刻印をしっかり映画に刻みつけていました。

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しかし、清水崇監督のストーリーテリングはまずわかりにくかったです。ヴィジュアルも原作漫画に負けています。全く自分の物語にできていない感じ。avex製作という任され仕事の所為でしょうか、映画に心が入っていないです。

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プロットのユニークさは映画向きなのに、ちゃんと咀嚼して原作とは別の映画的アプローチを放棄したかのような作り手の態度が透けて見えます。

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特別興行という敷居を高くした公開で、この出来ではこの映画に携わった人々の将来的なキャリアにも影響するのではと心配になりました。


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