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ROTTEN TOMATOES / ロッテン・トマト

今更ながら、この映画批評サイトがいかに参考になるかについて説明します。

ロッテン・トマトに表示されているマーク

映画の感想なんて主観ですから誰が何と言おうと好きなものは好き、ダメなものはダメでいいのですが、映画批評家の評価や口コミでの評判などを参考にどの映画を見るかを判断している人も多いのではないでしょうか?

そんな時に便利なのが『ロッテン・トマト』だと思います。何故ならばプロの批評家と一般観客の両方の評価がわかるからです。『アバター ウェイ・オブ・ウォーター』を例にみてみましょう。

406の映画評論家の評価は77%、10,000人を超える観客の評価に至っては92%の好評価です。つまりプロからも支持されている上に、多くの観客が楽しんでいるということがよく分かります。

一方、日本でいちばん分母の大きい映画の評価メディアはFilmarksですが、このサイトからわかるのは26,670人の一般観客の評価は⭐️⭐️⭐️⭐️4.0ということのみ。プロの映画評論家がどう評価しているのかはわかりません。でもロッテン・トマトの倍以上の観客分母数でのこの評価は間違いなく参考になります。

Yahoo!映画はどうでしょうか?1,932人の評価は3.6点とFilmarksよりちょっと厳しめですね。ここからもプロの評価は分かりません。ちなみに日本の映画の宣伝でいちばん多く引用されるのがYahoo!映画の評価なのでこの厳し目の点数にはある程度の信憑性があるのかも。

映画.comの評価者は467人と少なめですが、3.9というのはFilmarksのそれに近く、この評価者の数はある程度の目安と考えられます。

そしてKINENOTEで78.2点と採点したのは452人。映画サイト中最少人数でした。映画雑誌『キネマ旬報』が運営するサイトですから映画好きが多いので信用できるかも知れません。

こうやって調べてみると日本では一般観客の評判を数値化して伝えているメディアがほとんどで映画評論家の評価がほとんど共有されていないという状況です。日本社会の同調圧力の強さがこういうところにも現れています。

週刊文春が「文春シネマチャート」というコーナーで5人のプロの方々による映画の星取り表を毎週掲載していますが、なんとこれだけの話題作にもかかわらず『アバター ウェイ・オブ・ウォーター』の星取り表はありません。これでは日本の観客はいつまでたっても玉石混交の一般観客の評価でしか映画を見るクライテリアを持ち得ません。それは映画文化の成熟という面においても後進性を助長するものだと思います。

そこで「ロッテン・トマト」なんですが、日本語には対応していないので多くの日本人にはハードルが高いのが実情です。




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