自分が嫌いだから頑張るあなたへ

自分が嫌いだから
自分が弱いから
自分が認められない

容姿も能力も社会的地位も
周囲の人達も気に入らなかった
僕はそんな人でした。

人との差を埋めるために頑張る
自分を見下す人間をわからせる
呪われた血を覆す為に頑張る
才能なんて無くても関係ない
僕は否定ばかり抱いてしまうような
こんな世界を見返してやる。

正直そんな気持ちでした
でも僕は、そんな世界が嫌いなのに
悪人にも成り切れませんでした。

僕はある日
あまり良くないお金の稼ぎ方を知りました
人様の欲望を煽って弱みに漬け込み
期待させ、客が思っていた金額より
ずっと高額な金額を落とさせる
そんな方法です。

高額なお金を払ってまで
そんな情報を知ったのに僕はそれを実行出来ませんでした
やれば稼げるってわかってました
でも出来ませんでした
多分、覚悟が足りなかったんだと思います。

そして僕はその後
パラハラにあったり彼女に振られたりで
鬱になって、ロクなモノが残りませんでした。

「で、何が言いたいの？」
とあなたは言うでしょう。

僕の言いたいことは
「自分の欠乏感や劣等感を軸に頑張ると辛い未来が待ってますよ」
という事です。

僕は人生で一つの大きな失敗をしました
でも、今はその方向で成功しなくて良かった
と心から思っています。

欠乏感や劣等感で努力する事で
得られるものは勿論あるでしょう。

でもきっと、欠乏感や劣等感を
根底の行動力にしてしまうと
それ以上の損することや
傷付く事の方が多いのです。

あなたは違う？

あなたがそう言うのならそうかも知れません
才能や資質、人生の流れ、人によって違います
そう思うならやるだけやればいいと思います。

この事は経験しないと実感出来ない事
だと思いますし
信じなくても良いです。

でも良く考えて欲しいのです
自分を痛めつけてまで
他人を不幸にしてまで
得たいものはそれ程の価値があるものなのでしょうか？

特別なあなた、凄いあなた
優秀なあなた、恥ずかしくないあなた
確かになれたら良いと思います。

しかし、そんなあなたを維持する事に対し
無理し続ける必要が本当にあるのでしょうか？

あなたが認めて欲しいのは
「無理してる自分」でしょうか？
違いますよね。

きっと
「あなたの存在そのもの」
では無いのでしょうか？

「頑張らないと愛されない」
ではなく
「頑張らなくても愛される」
そんな道を目指しても良いのでは無いでしょうか？

きっとあなたにも出来ます
だって誰もが完全な愛なのですから。