慎重勇者は優柔不断か?

先日、土日月著「この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる」を読んだ。


https://kakuyomu.jp/works/1177354054881165840

新米女神リスタルテが担当することになった世界は難度Sのゲアブランデだった。ゲアブランデを救うべく勇者候補リストを見ていたリスタルテは超ハイスペックな勇者を発見する。喜ぶリスタルテ。だが、その勇者はありえないくらいに慎重派だった。

というストーリーだ。アニメ「慎重勇者」がきっかけで読んだのだが、この作品に登場する勇者、聖哉は何をするにも慎重であらゆる可能性を模索する。

極度の慎重さというものは一見すると病的なまでの優柔不断さに見えるが、私は逆に即断即決をし続けているように思えてきた。無限に近い数の可能性を羅列し、それら全てを検証・対策することは、ものすごく多くのタスクをひとつずつ、瞬時に処理している。

意思決定の速度はなるべく早い方が良い。迷ってばかりいると疲れてしまって思考が鈍り、結局楽な方へと判断が流れてしまうからだ。

その点、主人公はどんなに慎重でも迷うことなく検証するため、疲れは少ないのかもしれない(その後に待つ戦いで疲れていくけど)。

広げた可能性をひとつずつ確かめていく、という姿勢を見習いたい。

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