【2022年版】フリーランスエンジニア指南書【始め方から終わり方まで】
はじめまして。すすす、と申します。よく噛みまむ(
私はフリーランスエンジニアとして継続的に開発の案件を引き受けております。
なおかつ駆け出しエンジニアです(学生で4年、実務で1年8カ月。まだまだですね)。駆け出しを抜け出せるのは実務ベースで5年経って、尚且つ自分ひとりでサーバの用意からサービスの運用保守まで全部経験してからだと勝手に思っています。
本記事はまだ構想段階でしかありません。日々アップデートされております。自分の生活が懸かっている(調べないとトラブルが起きた時に死ぬ)ので割と頻繁に更新します。
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この記事でエンジニアの寿命が少しでも延びたら幸いです(エンジニア35歳説…みたいなのありますよね)。
いいね・シェアお待ちしております。
更新履歴
2022/2/13:節約編を追加。開業編を追加。廃業編を追加。各小見出しに副題を追加。参考書籍を有料化。
2022/2/11:契約書編項目2を追加。マインド編項目1を追加。タイトル【教科書】戦うフリーランス→フリーランスエンジニア指南書。
2022/2/8:前提編前提3を追加。契約書編清算幅を追加。
2022/2/6:構想を練る。プロット作成。前提編の執筆開始。
本編ここから
・前提編~始める前に知りたい~
こういう条件がないとフリーランスは難しい、という条件がいくつかある。よく考えれば当たり前なのだけど、この前提を意識するかどうかで選択肢の数と競争率が激変する。
自分が不利な状況に身を置き続けると、夢や目標にたどり着くどころか、生活費をペイできる日すら遠のくだろう。
前提1:ライバルがめちゃくちゃ多い
ランサーズの調査によるとフリーランスの数は1670万人、つまり日本国民の8人に1人がフリーランスとして何らかの活動をしていることになる。
ライバルの数が多いし、時間も場所も報酬の額面も自由な状態だ。始めやすいが稼ぎにくい状況ともいえる。
フリーランスになる敷居自体は低く人材としてはピンキリの昨今では、企業側で選別をする必要がある状況(就活や転職に近い)状況になっている。
前提2:ライバルの少ない場所は実力を求められる
フリーランスエンジニアをしているときにこうなったことがある。エージェントさんから仕事を紹介していただいたのだが、その際にハッキリ言われたのだ。「実務経験1年以上が必須」と。
ここでいう実務経験が何を指しているかは大分怪しいが、実務に値するものはそう多くはない。受注経験や社内SE歴を指しているのだろう。
前提3:出口戦略が必要
フリーランスは誰でもなれるため企業からの信用が薄い。また、お金を借りる際も収入が低くなりがちかつ不安定なため信用が薄い。そしてもちろん会社のような福利厚生は存在しない(金払うとそういうサービスあるよ)。
何のためにフリーランスになるかは人それぞれだが、目指す到達点を計画しないと身を滅ぼすことになる。何となくではフリーランスは続けられない。
・目標編~人生のゴール~
どんな夢を持っているやつでもフリーランスになるなら共通で持つことになる目標がある。
不労所得年800万だ。
ここを達成すると「本当にやりたいこと」だけを出来るようになる。いわゆるアーリーリタイアと呼ばれるやつだ。
・開業編~始めるための手続き~
開業届を出すのだ。色々と条件が書かれているが、「何か一人で投資以外のお金儲けを始めたい」のなら大体必要だ。開業届を受け付けている場所へ赴くまでが面倒だが、そこを乗り越えれば10分くらいで開業をすることができる。
フリーランス○○は1日以内になることができるのだ。フリーランスという肩書は全くすごくないことがわかるであろう。
・コネクション編~超大事~
フリーランスの友達を作れ。これができないお前はフリーランス協会に加入しろ。逃げ道がない状態で事業を始めるな。
・マインド編~続けるために~
フリーランスは究極の自由。ここにマインドもへったくれもない。「何が何でも続ける」という不屈さを持つことだ。
たくさん裏切られるし騙されるし、仲間はどんどん消えるけど、お前は淡々と毎日を自分のペースで送っていくのだ。
そのための心得をいくつか記していく。
1.長く務めることは名誉なことではない
当たり前だったらごめん。でもエージェントさんや企業の人事、経営者の方はよく「1つの会社にどれだけ長くいられるか」についてさも名誉であるかのように語り掛けてくる。気が付けば同じ会社で長く務める→つらい時も踏ん張る→辞め時がわからない→情も湧いたし辞められない……という流れになる。
[会社辞められなくて頭抱えてる感じの画像]
目を覚ますんだ。思い出せ、年齢マウントを取ってくる老害を嫌っていた自分のことを(好きな人もいるかも…)。年齢の次は経歴の長さでマウントを取るつもりか?
業界としては経歴の長さで人を評価するが、世間一般で個人を相手取るときは「今時点のお前ができること」しか評価されないぞ。価値観をすり替えられないように毎日、お前が最も大事にしたいものは何なのか自問し続けろ。
・節約編~金の奴隷になるな~
フリーランスとして仕事を始める前に、今までの支出を見直せ。もし浪費の激しい生活をしていたらそれを維持するために生活をすることとなり、お前は目標どころではなくなる。
・経歴書編~時間かけるな~
経歴書はサクサク作れ。即日レスしろ。
賞罰欄は書くな。基本的に経歴は詐称するな(エージェントに詐称させられる場合があるためどこまでがOKラインか知る必要はある)。
もし前の現場で稼働期間が短くても理由はいくらでも書けるから気にするな。日本は人手不足だから直ぐに次が見つかるし、見つからないならバイトしながらワーホリ目指すとか、リファラル採用してもらうとか、ハロワで職業あっせんしてもらうとか、専門学校生になってもう一度新卒採用受けるとか、生活保護の申請をしてみるとか、年間平均気温20度以上ある場所に移住してホームレス生活するとか、いくらでも道はある。
・受注編~絶対条件がある~
まず見るべき条件は「金」だ。報酬の提示額面だけはかなりこだわれ。安く妥協するくらいならアルバイトしながらクラウドソーシングをしろ。お前を安売りするな。安いところに限ってひどい現場だと感じるはずだ。
金で相手を判断するために複数の案件を比較しろ。1社受注取れそうだからと油断するな。
・契約書編~お前は騙される~
不利な契約、欠けている契約がないか、徹底的に勉強しろ。金があるなら弁護士をつけろ。契約書は必ずツッコミどころがある。妥協するな。
以下の点は必ず見ろ。
1.精算幅
SESの案件でよく見かける、月○○h~○○h、って書かれるやつ。「これだけ働くとお金をいくら請求できますよ」と明言したものだ。
下回ると報酬額が減額されることがあるが、上回ったからといって正社員で言うところの残業代が出ることはない。
2.支払いサイト
これもSESでよく見かける。「1カ月の労働に対する報酬は○○日後にお支払いしますよ」というもの。当月払いの案件は少なく、翌月払い(30日)や翌々月払い(50日)が多い。
・労働編~スピードが命~
絶対に残業するな。残業をしてもお前は成長しない。フリーとなったお前には無数にやることがある。会社に契約以上のサービスを提供するな。それで仕事が終わらないならお前は契約を切られるだけだ。別に何ら問題はない。
…と言いたいところだが、相手はこちらに割り振った仕事が終わらないと見るや強硬な策に出ることもある。なのでまず最優先として与えられた4分の1の時間で課題をクリアすることが求められる。
最優先順位は健康>親友>契約>会社、だ。健康と親友を大切にできないなら契約は打ち切った方がいい。
・節税編~脱税も納税もするな~
青色申告をしろ。税理士を雇え。実はこれも経費にできる、というものがある。世の中の仕組みを知り続けろ。
その第一歩としてレシートと領収書は常に保存しろ。
・責任編~やらないことは何か~
無期雇用契約(正社員)、準委任契約(SES)、請負契約(クラウドソーシング)などいろんな大枠があるが、どこまで責任を果たすべきなのか考えろ。会社の人は仕事を終わらせることが最優先でこちらの人生の都合など1ミリも考慮しない。
相手に合わせるな。自衛しろ。
・裁判編~戦う日は必ず来る~
民事裁判を起こせ。そのための証拠集めをしろ。
・副業編~シナジー領域探し~
本業の方の稼働時間が少なくなり、かつ収入も仕組化が進んで維持できるようになってきたら別の業種に挑戦しろ。
・発注編~お前の強みを最大化~
時給の概念から抜け出した人は自分でやるより人に任せた方が儲かることがある。僕はまだこの境地に至っていないのであまり詳しく書かない。
・廃業編~無意味に続けるな~
個人事業主はすぐに始められる。そしてすぐに辞められる。よって辞め時というものがあった時、サクッと辞めてしまった方が得をすることがある。
・起業編~ドル箱?~
起業した方がお金を維持できることがある。僕はまだこの境地に至っていないのであまり詳しくは書かない。
・FIRE編~労働からの解放~
投資のページだが、もはや教えてほしい。マネーリテラシーは必須だ。少額の資金を使って仕組みを学ぶことは良いらしい。
ただ、自己資本がそんなにないうちは多額の投資よりも自己投資の方が儲かる確率が格段に高い。
・参考リンク、書籍
こちらの記事を読み、本記事執筆の参考にさせていただきました。ありがとうございます。
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