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条件付きの向上心を考えてみる

こんにちは!日本アドラー心理学振興会 認定心理カウンセラーのえいさんです😊

アドラー心理学の概念や、アドラーの言葉を元に考察してみようと思います。

アドラー心理学考察シリーズ 前回までの記事はこちらから♪



●本日のテーマ

今回は、条件付きの向上心ということにフォーカスして考えていきたいと思います。


●アドラーの言葉から考察してみる

「もし自分が怠けさえしなければ、大統領にだってなれる」と考える人がいる。この人の向上心は、「条件付き」の向上心だ。
「もし」「~でなければ」という条件が付いている。
本当の向上心とはいえない。自分のことを過剰に高く評価していて、自分は社会にとって役立つ立派な人間だと思い込んでいる。
もちろんこれは、幻想だ。しかしながら人間は、幻想であっても満足してしまうととが少なくない。
そして勇気が足りない人は、たとえ幻想の自分でも満足する。
自分が弱いことがわかっているために、逃げ道を用意して逃げようとする。
向き合わず、逃げることによって実際よりも強くて賢い幻想の自分を作り上げているのだ。

引用元:アルフレッド・アドラー (著), Alfred Adler (原著), 桜田 直美 (翻訳)
生きるために大切なこと
方丈社 様



●条件付きの向上心とは


アドラーが言う、条件付きの向上心とは、
「もし○○であれば」「~でなければ」という条件が付いた向上心です。

例えば、「もし怠けなければプロ野球選手になれる」と考える人は、条件付きの自己評価を行っています。

この場合、その人は実際に努力をしていないにもかかわらず、高い自己評価を持ち続けることができます。


●幻想の自己評価

アドラーは、条件付きの向上心を持つ人は「本当の向上心」ではないと言います。

本当の向上心とは、現実の自分と向き合い、実際の努力や行動を通じて自己改善してみるということかな。

そして、条件付きの向上心を持つ人は、自分を過剰に高く評価し、社会にとって立派な人間だと幻想を抱きます。

行動を起こさずに、自己評価だけが高くなっていくんですな。


●幻想による満足

人は、現実の自分と向き合うことが怖く、心に痛みを伴うことがあるため、幻想の自己に逃避しがちです。

これは、劣等感から逃れるための防衛手段かなと思います。

まぁこの気持ち、分からなくもないな。



●勇気の欠如と逃避

アドラーは、勇気が足りない人が幻想の自己で満足することを指摘しています。

現実の自分の弱さや欠点を直視する勇気がなく、逃げ道を用意して逃げようとしてしまうんでしょうね。

これにより、実際よりも強くて賢い自分を幻想の中に作り上げ、その中で安心感を得ようとするのかも。



●考察して学んだこと

例えばSNS などでは、多くの人が自己を過剰に美化し、現実の自分から逃避しているんじゃないかなぁと思ったりします。

一時的な満足感を得ることができるけど、自己の成長や現実での幸福感とは程遠いような。

本当の向上心を持つためには、現実の自分と向き合う勇気が必要かと思います。

多分すごく心に負荷や痛みを伴うかもしれませんが、自己成長や本当の自己実現には必要不可欠なんじゃないでしょうか。

現実での自己評価、自分の弱さを認め、そしてそれを克服するための努力を続けることが重要だと思います。



条件付きの向上心ということ、もしよかったら皆さんも考えてみてください♪



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