願望 社労士と売上

願望について
社労士事務所としてかなりのものだなあ、と認知される売上高は1億円超ということになろうか。
ある製造業の方曰く「それって、年間売上ですか?」
そうなんです。年間です。
ことほどさように、社労士事務所の売上高ってたいしたことがないのです。
ただ、仕入原価といったものがほとんどなく、粗利率は100%とされることが多い(そういう実感はないが、確かにPL上の流動経費はほとんどないことが多い)
大きくすればするで、問題も出てくる。
頼りにしていた職員がどさっと辞めてしまったということも聞く。
しかも、クライアントもいっしょに持って出てしまうといったことも起こり得る。
美容業界等でみられるような現象も起こり得るわけです。
頼りにしていた店長が職員とお客さんを持ってでてゆくといったこともよく聞く話である。
昔、暖簾分けという慣行があったが、そんなに美しいものではない。
もっとも、経営理念に「全従業員の物心両面の幸福の追求」と掲げている段には、辞めっていった職員が幸福だったらいい、と割り切ることもできなくはない。
ある意味、優秀な職員を育て、事務所のリーダーとして確保してゆくだけの器量がその事務所になかったということになろうか。
しかし、問題はお客様の満足度はどうかということが大きい。
ただ、大きいだけで、職員の質的レベルが低いと、とてもお客様の満足度が上がらない。
お客さまから固定フィーをいただくからには、それに相当するかそれ以上の価値を提供し、かつ感じ取ってもらうことが肝要となる。
はたして、お客様の満足度がどうなのか?ということが一番肝要となる。
職員は常に自己研鑽を怠ってはいけないということになる。
そして、高い識見を持ち、それをお客様に提供し、感じ取ってもらわないといけないことになる。
質の高いサービスを提供して、顧客満足度が高くなり、それに比例して業容が拡大してゆく。
そして、最初に掲げた1億の売上高を越えてゆく。
そういう良循環が創りだせれば、いい社労士事務所ということになろうか。


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