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G検定受験の足跡

2022/11/6にG検定という資格試験を受験した。対策等々についてここにメモとして残しておこうと思う。
この試験はディープラーニングという最近はやりの方法についての理解を問うものである。試験はインターネット経由で実施されており検索が可能だ。合格率は6割程度のようなので、きちんと理解した人は受かるようなイメージだ。

対策としては、
AI for everyone、Machine Learningの講義を一通り単位取得済みの状態で

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を一通り通読した。通読といっても、間違えたものは解説を2周ほど読み、暗記できない単語はAnkiアプリに登録して何度も見返した。また、DeepLenaringの手法については、インターネットなどではテキストとは異なる説明をしているものもある。概念は、別の見方でも理解するように心がけた。人名については、人名だけではなくその人がどういう顔の人で、何歳くらいで何人で、どこに所属してどうしてその方法を思いついたのかなどなど経緯を知ることで方法論の理解の補助に用いた。

また、昨年ではあるがMachine Learningという有名な先生の講義を取得してあったことで、テキストに書いてある内容と実装体験を照らし合わせて理解の助けになったこともあった。

日々の生活の隙間時間ではG検定対策のYoutube(G検定対策、SONYの小林さん)などを閲覧して臨んだ。

本番の感触であるが、おおよそ上記3冊の範囲を超えるような出題はなかったと思う。書籍の問題と一言一句同じ問われ方はしていないが、DeepLearningの手法の概念を図と言葉を通して、いくつかの視点(複数のテキストの説明とインターネットなど)で理解していれさえすれば解けるような作りだったように思う。上記の対策本で言及されているDeepLearningの手法のうち名前しか取り上げられていないマイナーなものについての出題もあったかもしれない。ここは細かく見ておく必要があったと思った。

私が試験中に事前にもっと調べておけばと思ったのが、営業秘密、セキュリティ、公正取引員会、著作権といった法律関係のところだろう。AIの産業に従事する者として押さえておいてほしいことなのだろうと思う。

2時間で190問ほどの出題があり、すべての問題を調べると時間が足りなくなる。私は190問中、後で見返したい問題が3~4割ほどあり、見返せたのはその半分くらい。

インターネット検索可能な試験は記憶が怪しくなってきた私の年代の人にやさしい試験なのが非常に好印象である。
この試験を作ってくださった方々には感謝しかない。この試験を中心にAIの業界が盛り上がり、学習コンテンツが氾濫し、それがない時代に比べると参入の敷居が低くなっている。例えば、この試験の理解のない状態で、いきなり論文を読んだりするのは少し厳しい。


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