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隣国・韓国にこそ必要な『東洋史観的リーダーシップ』

先週、隣国・韓国で大統領選が行われました。主要候補2人の得票差が、僅差の大接戦となった結果を見ると、韓国国民の悩みや混迷度合いの深さを感じずにはいられません。

私は、今から14年前、約3年間に渡り、リチウムイオン電池材料の韓国営業を担当しました。

小さな商社を通しての営業で、計100回程、韓国に出張しました。

ビジネスレベルの渡航なので、韓国という国の一面を見たに過ぎないかもしれませんが、韓国の人たちが持つ熱量を大いに感じた3年間でした。

しかし、韓国が残念なのは、その国民が持つエネルギーが、社会の中で十分に燃焼されていない点にあります。

大統領は変われども、基本的には、富裕層の為の政治が継続され、5大財閥に就職出来なければ、安定した生活が保証されない超エリート社会。社会的支援が行き渡っていない『生きづらい』社会の中で高止まりする自殺率。。。

私のビジネスパートナーであった前述代理店の部長は、会社員を例に挙げ、「伊藤さん、日本はサラリーマン天国ですが、韓国はサラリーマン地獄です」と揶揄する程の実態が、韓国にはあります。

数日前に、「今こそ、東洋史観的『軍略』に集う社会に」(個人が輝いてこその会社、国家)というタイトルで投稿しましたが、韓国こそ、その東洋史観的な軍略によるリーダーシップが必要な国だと、痛感しています。

リーダーは、個人の才能や能力が発揮出来る環境を整えることが最大の使命であり、その環境さえ用意されれば、各個人は、いきいきとした人生を送れるようになり、そのエネルギーの総和により、国は自然とより良い方向に進んでいきます。

東洋史観では、「人間は自然界の一部にすぎない」と考えますが、陰陽五行という自然界の気のエネルギーが作り出す時代の雰囲気に沿い、国民がエネルギーをしっかりと燃やし続けられる場を設けるように誘う政治が行われれば、その国は、自然界が生み出すバランスの下、前進していけるのだと思います。

韓国は、儒教思想が強い国であることは知られていますが、その思想的基盤があれば、東洋史観的な考え方との親和性も高いはずです。

その意味で、私が所属するミッションメンタリング協会で伝えている『東洋運命学による個人が自分らしく輝ける世界』の考え方を、隣人である韓国の人たちにも、将来的に是非紹介したいと、今、強く思っている次第です。

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