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若くして亡くなった芸術家

こんにちは。

なんだか、今週は調子が悪い。
起きるぞ!って時間に起きれなくて、1日がだらだらとしてしまう。

眠るのって、睡眠障害だったら睡眠薬を使ったり、そうでなくてもホットミルクや白湯なんかを飲むことで眠気を誘ったりと対処法がありますけれど、起きるのって難しいですね。


社会というキャンバス

サブカルチャーが大好きです。
漫画、ラノベ、アニメ、ボカロ、などなど。

そういうのを生み出す人って、実は今の自分とそう大差ない年齢でデビューしていたり、デビューとまではいかずともその頃には夢が定まっていたり、そういう人が思いの外多くて、調べてみるとびっくりするんですよね。

自分の中で、自分の生き方や自分の在り方、自分とはなんなのか、自分は何をしたいのか、その結果どうなりたいのか。

そういう『アイデンティティー』を見つけるのが上手い、というか。
自分をよく知っている、というか。

そんな気がします。

遅かれ早かれデビューした彼らは、社会という広大で様々な地色をしたキャンバスに、それぞれなりの形で何かを描きます。

それが『サブカルチャー』として、世界の片隅で確立する。

本当に、素敵な生き方ですよね。


早過ぎる死

そんな芸術家さんの中で、私が好きな人の中で、もうこの世にはいない人が3人います。

1人目は『wowaka』さん

2人目は『藤原ここあ』さん

3人目は『椎名もた』さん

今日は、そんな彼らを紹介しようかなと思います。


wowakaさん

彼はとても有名な『ボカロP』ですね。

『ローリンガール』『裏表ラバーズ』
それから『アンノウン・マザーグース』

ボカロを知ってる人なら、彼の曲を耳にしたことがあるはず!と言えるくらい、有名な曲をたくさん作っています。

私の記憶だと、私が中学に入る前くらい、2000年代後半ごろからボカロが流行り始めたような気がするので、wowakaさんはだいぶ初期から活動している古株さんということになります、多分。

早口な歌詞だったり、独特な言葉遣いだったり、多彩な語彙だったり、「ボカロっぽい曲」が多いなぁという印象があります。

主観だらけですが。

まあ、彼の曲を聴いていただければ分かります、まじで。

特に私が好きなのは、最後に発表された曲『アンノウン・マザーグース』です。

一番盛り上がるサビの部分が静かになる部分が、本当に、何度聴いても鳥肌ものです。

サビ直後のコーラスの部分も、本当に綺麗で…。

鳥肌、鳥肌、鳥肌ですよ。

そんな彼は、2019年の4月5日、急性心不全により亡くなりました。
31歳でした。

彼の所属していたロックバンド『ヒトリエ』から、その報告とメンバーからのメッセージが送られています。

彼がなくなる4日前、2019年4月1日といえば、新元号『令和』の発表があった日ですが、それを受けてのツイートが最期のツイートになっています。

きれいだと感じた令和の時代を迎えることなく…。

このツイートもあって、彼の死はツイッターでとても話題になりました。

だから、ツイッターをやっている私は、彼の死を知っていたはずなんですけど、はっきりと認識したのはしばらく後だったような気がします。(記憶が曖昧)

Youtubeをネットサーフィンしていて、『アンノウン・マザーグース』を聴いて、そのコメ欄を見て、みたいな流れだったような気がします。

だいぶ時間差で「え、wowakaさん亡くなったの」みたいな。

正直、『ローリンガール』とか『裏表ラバーズ』は、その独特さが好きになれなくて、それまで彼の曲はほとんど聞いたことがなかったんですけど、『アンノウン・マザーグース』だけは違いました。

『アンノウン・マザーグース』がきっかけで、wowakaさんの曲を聴き直しましたし、歌詞も初めて見ました。

もっと、令和の時代も、その先も、彼の曲を聞いていたかったです。


藤原ここあさん

漫画家です。
彼女のデビューは常軌を逸していて、なんと中学3年生でデビューを果たしています。

その後、『dear』『妖狐×僕SS』『かつて魔法少女と悪は敵対していた。』を順に連載し、『妖狐×僕SS』はアニメ化もしました。

私は、アニメ化した『妖狐×僕SS』で、初めて彼女を知りました。

この作品はね、本当にすごいんですよ。

まず、キャラクターの個性が全員光っていながら、誰もが互いに引き立てあっているというか、共存しているというか。

単純に、面白い。

かと思いきや、みんなの思いが交錯していたり、彼らの過去を知ることでその思いがスッと自分の中に馴染んできたり、物語としても深い。

さらに、絵がめちゃくちゃきれいなんですよ。
女の子は可愛く、女性は美人に、男の子も可愛く、男性はイケメンに。
絵が、それぞれの性格というか、内面というか、そういうものを繊細に描いていて、やばい。(語彙力)

ファンからのリクエストに応えてくれたり。

作業の進捗報告をしていたり。

※棒アイスです。

ツイッターに、たくさんの絵が残されていますよ〜〜!

『妖狐×僕SS』を見て、どハマりして、アニメでは満足できず、中古で漫画を購入し、読みました。
2周くらいしかしてませんけど、何時でも何処でも何度でも読みたい漫画ですね。

いやー、まじで、全編アニメ化してくれ〜〜〜〜。
私の中で、アニメ化されて欲しい作品No.1ですよ!!!!

そんな彼女ですが、2015年3月31日になくなっています。
wowakaさんと同じく、31歳でした。

3作目の連載『かつて魔法少女と悪は敵対していた。』が連載途中の出来事で、この作品は4月連載分を最後に、未完結のまま終了となってしまいました。

私が『妖狐×僕SS』を知った時にはすでに、彼女が亡くなった後だったので、他にどんな作品があるんだろう?と思って調べた時には、本当にショックを受けました。

それくらい、『妖狐×僕SS』が面白かったので、もう、ただただショック。

時々、彼女の過去ツイートを巡って、きっと可愛らしい方だったんだろうなぁなんて思って。

『dear』は、お金がある時に中古で買おうと思っていますが、『かつて魔法少女と悪は敵対していた。』は、きっと続きが気になっちゃうだろうなって、どうしても手が出せずにいます。

まほあく、めっちゃ気になる作品なんですけどね…。


椎名もたさん

3人目は1人目同様、ボカロPです。
『椎名もた』だけでなく、『ぽわぽわP』『古河のろ』など、様々な名義で活動していたようです。

彼はボカロPなのですが、私は彼の曲をほとんど知りません。
知ったきっかけは、私の恋人が彼の曲が好きだとオススメしてくれたからです。

確か、『Q』『留年少女』『ストロボライト』という曲を教えてもらいました。

最初に教えてもらったのが『Q』だったのですが、wowakaさん同様、彼の曲調はなんとなく好きになれなくて。

その後『留年少女』や『ストロボライト』を教えてもらったけれど、やっぱり好きってほどにはなれなくて。

でも、恋人が「この人、動画のコメント見ると亡くなってるっぽい」って言ってたのが、あとになってから無性に気になって、ちょっとネットサーフィンしてみたんです。

それで見つけたのが、この記事。

横槍メンゴさんは、『クズの本懐』で有名な漫画家さんです。

横槍さんは漫画で。
椎名さんは音楽で。

表現の仕方は違えど、二人とも『人のこころ』というものをよりリアルに、より鮮明に形にした、芸術家です。

横槍さんについては詳しく知らないのですが、『クズの本懐』のアニメから分かる範囲だと、ドロドロとした感情、特に恋愛に関する愛情や嫉妬、憎悪、そういうものをよく理解しているように感じます。

椎名さんについては、こちらの記事で本人の口から、詳しく語られています。

本当に、漫画みたいな破天荒な人生。

中学の吹奏楽部でいじめられ、部活を辞めた時に知った初音ミクがきっかけで音楽作りを始めた!なんてエピソードも。

だから、彼のボカロPデビューは14歳だったようですね。

私がこの2つの記事を読んだのは、確か私が高校を不登校になっていた時か、高校を辞めて通信に移った後かだったと思うので、いろいろなことに打ちのめされていた当時の私にとっては大きな衝撃でしたね。

二十歳を迎え、「漫画みたいな人生」を振り返ったアルバム『生きる』を2015年3月4日にリリース。

それからわずか4ヶ月後の7月23日。
20歳という若さで亡くなりました。

死因については明かされていません。

同日に投稿された『赤ペンおねがいします』という曲。

それから、いくつかのツイート。

病気で死が見えていたのか、あるいは自分の手で自分の命にピリオドを打ってしまったのか…分かりませんけれど。

『生きる』というアルバムを出したばかりでしたから、生き続けて欲しかったです。

彼が生きている時代に彼を知っていたら、彼の運命を変えるような何かはできなかったでしょうけど、ファンとしてリアルタイムに応援することはできたでしょう。

せめて、それくらいはやりたかったなと。


忘れなければ生き続ける

ネットって、不思議です。

この記事でもたくさん引用しましたが、本人が亡くなっても『ツイッター』や『YouTube』『ニコニコ動画』などのアカウントは残るんですよね。

もちろん、個人アカウントであれば更新されることはないものですが、それでも残り続けています。

まるで、今でも生きているかのように。

フォローしておけば、いつかふらっと帰ってきてくれるような気がしてしまったり。
過去のツイートを遡れば、まるで昨日のツイートを眺めているような気がしてしまったり。

だから、忘れられない限り、誰かの記憶に残り続ける限り、例え現実で亡くなってしまっていたとしても、私たちの心の中と、ネット上では、ずっと息をし続けるんだろうと思います。

アカウント、ずっと消されないといいな。


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