【メルマガ絵本沼】vol.21:1960年の児童文学大批判『子どもと文学』を読む
絵本を読み、愉しみ、考えて、ハマる、【メルマガ絵本沼】。
今回のテーマは絵本ではなくて児童文学で、それも物語でなく、児童文学評論です。熱量半端ない一冊なので読むとドっと疲れるのでした(^^;
ひとときお付き合い願えれば幸いです(^^)/
【お知らせ】
1)【絵本沼クリスマス企画】内田早苗さんとオンライン対談します。
待ちよみ®絵本講師、あかちゃんえほんや店主、㈱きいろいおうち社長で「マツコの知らない世界」(TBSテレビ)の絵本特集に2度出演した内田早苗さんと対談します。テーマは「赤ちゃん絵本と赤ちゃん絵本専門店」。吉田が絵本沼的に切り込んでいきますのでお楽しみに(^^)
→お申込みはこちらから。
2)他にも年末年始イベントを準備中です。
もうすぐ卯年も終わってしまいますので、2年前に好評を博したあの兎の絵本の講座の再開催を検討中です。また、年明けには例年どおり振り返り企画を開催予定です。詳細決まりましたらアナウンスしますのでお待ちくださいませー。
【メルマガ絵本沼】
~1960年の児童文学大批判~『子どもと文学』を読む
■疎いのに気になっていた児童文学の本
当メルマガをずっと読まれている方は「またその話か」と思うでしょうが、私は児童文学に疎い。
というのも、児童書担当にもいろいろと畑があって、その中でも私は生粋の絵本畑だからだ。
で、そんな私がずっと気になっていた児童文学の本があって、といっても物語ではなく評論で、ずっと気になりつつ読まずに来たのだけれど5年前、ついにその重たい頁を開いた次第。
きっかけはこの本に詳しい方とお会いすることになったから。
ならばその前に読まねばと思い、読んだ結果、その方にいろいろ質問でき、いろいろ教わり、より深く理解することができた。
ありがとうございますS先生。
人生にはたまに、そういう本がある。
そのずっと気になっていた本とは『子どもと文学』(石井桃子、いぬいとみこ、鈴木晋一、瀬田貞二、松居直、渡辺茂男共著)という問題作で、1960年に中央公論社(現、中央公論新社)から刊行され、話題になるもその後絶版、1967年に福音館書店から復刊という、ちょっと曰く付きの本なのだった。
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