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歯医者さんの絵本

歯医者さんも患者さんもお互い大変だけど、頑張って治療にあたる様子が対照的に描かれている、五味太郎さんの傑作絵本。

五味太郎『わにさんどきっ  はいしゃさんどきっ』(偕成社、1984年)

冒頭の患者のわにさんの台詞「ゆっくり あそんでいたいけど いかなくちゃ いけないね」は、そっくりそのまま歯医者さんの台詞としても繰り返される。その後も見開きでそれぞれの口から同じ台詞が出てくるのが楽しい。シンプルなのに最後の締めに至るまで完璧な展開。わが家の数少ないサイン本の1冊でもある。

1991年に評論社より出版された『歯医者のチュー先生』(ウィリアム・スタイグ作・うつみまお訳)も大人気の名作絵本。原著は1982年に米国で出版されたが、今は電子書籍版もあり容易に入手できる。

By William Steig, Doctor De Soto
(Farrar, Straus and Giroux, 2013)


ネズミの歯医者さんが命がけで天敵キツネの治療にあたる様子がスリリングに描かれている。Weston Woods から出されたビデオの中国語版がScholastic より公開されており、中国語が分からなくても楽しかったので、よろしければどうぞ🎶


🦷追記🦷
chibi3さまが当記事を素敵なマガジンに追加してくださいました。感謝感激です♡