えほん原論〜第3回 絵本の読み聞かせは大塚愛に頼もう〜
カラス田:
しかし、子供ってのは何度も絵本を読ますね。
たなネコ:
確かに、何度読んでも「もう一回」って言うイメージあるね。
カラス田:
大塚愛の「さくらんぼ」じゃないんだからさ。
たなネコ:
「もう一回!」ね。懐かしい。
カラス田:
絵本読んで、「笑顔咲く~」じゃないのよ。
たなネコ:
笑顔ならいいだろ。そのために読んでんだから。
カラス田:
こっちも疲れちゃってさ。
一旦絵本読むのやめてコーヒーでもいれようかと思ってさ、
キッチンに向かうわけよ。
たなネコ:
まあ、そんなタイミングもあるよね。
カラス田:
子供がこっちを見つめて、
「行きたいよ~ 君のところへ 今すぐ かけだして いきたいよ~」。
たなネコ:
それは大塚愛の「プラネタリウム」な!
カラス田:
あの歌、悲しくなるんだよな。
こっちは「さくらんぼ」の大塚愛をもとめてるからさぁ。
求めてることするのが、プロじゃないの?
たなネコ:
お前に何がわかんだよ!
大塚愛だって、わかって悲しい歌も歌ってんの。
それこそプロなんだから。
カラス田:
プロといえば「読み聞かせ」について、苦言があんだよね。
たなネコ:
読み聞かせって、絵本の読み聞かせ?
カラス田:
他になんの「読み聞かせ」があんだよ!
「たなネコくん、今日は赤本の読み聞かせしようか。受験も近いしね。」
なんてことなかっただろうがよ!
たなネコ:
いきなりなんだよ!
会話の流れでちょっと聞いてみただけだろ。
カラス田:
あと、赤本読み聞かせられる奴がそもそも受験するな!
たなネコ:
それは、お前が例えで言ったんだろ!
本題に戻れよ!絵本の読み聞かせに苦言があるんだろ?
カラス田:
あ、そうそう。苦言があんのよ。
絵本の読み聞かせって、基本はお母さんがするじゃない?
たなネコ:
まあ、そうだね。
カラス田:
素人じゃん。言葉入ってこないって。
たなネコ:
どんな苦言だよ!
別にお母さんが読むでいいだろ!
カラス田:
いや、よく考えろよ。
紙芝居屋なんてもんがあるんだぜ?
絵本の読み聞かせのプロがいてもよくないか?
たなネコ:
そんなことみんな気にしないんだよ!
絵本はお母さんが読み聞かせするもんでいいだろ。
カラス田:
いやあ、、、入ってこないんだよね、言葉が。
たなネコ:
さっきから言ってるけど、何だそれ!
どうしたら入るんだよ?
カラス田:
楽しい場面では思い切り楽しく。
悲しい場面ではとことん悲しく。
メリハリ付けてくれると、入ってくるね。
たなネコ:
ほんと、注文の多いやつだなぁ、、、。
例えば誰ならいいんだよ。
カラス田:
そうだなぁ。
楽しさと悲しさ、どちらも振り切れる人。。。
あ、大塚愛だな。
たなネコ:
お前、大塚愛好きだな!!
カラス田:
でも、大塚愛は作品によって振り切ってるだけだからなあ。
作品内で楽しさと悲しさのメリハリをつけて欲しいのよ。
たなネコ:
ずっと!どこから!なんの、話をしてんだよ!
カラス田:
読み聞かせも人材不足なんだなぁ。
たなネコ:
お前の条件が曖昧なくせに、厳しいからだよ!
カラス田:
実績から言って、やっぱお母さんしかいないのかもな。
たなネコ:
結局、お母さんかよ!!
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