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つるのおんがえし

昔から鶴が羽を抜いて反物を織る事への疑問。
助けてもらって喜んで逃げた=生きたい
という事だと思うのですが、この鶴はわざわざ舞い戻って、人のために自らの命を削って恩返しをしている。

本当は自殺願望があって、わざと罠にかかった。
それを助けた人を恨んで、舞い戻りその人の元で死んで記憶の隅に後悔の念を植えつけてやろうとしているのではないか。
そんなことを考えてしまいます。

仮に恩を返すために戻ったのなら、もう少し建設的な方法があると思うのです。
家事手伝い。田畑での労働などなど。
自分の身を物理的に削って恩返しをするってなんともナンセンスな気がする。
本当に感謝をしているとして。自分が弱って自活できなくなったら、その相手に迷惑をかけてしまいます。
やっぱり、逆恨みではなかろうか。

鶴と人が心を寄せ合う。
美しいまでの悲劇が引き起こす感動。
そうなんだけど、腑におちないのです。
私だけでしょうか⁉︎

今回の絵本はこちら
https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/3331014.html

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