見出し画像

世界一のサッカークラブになること、パパと呼ばれること

僕には夢があります。
愛媛FCで世界一のサッカークラブになること。
そして、息子からパパと呼ばれること。
どちらもまだまだ遠くて、同じくらいに難しくて、でも叶ったときの喜びもきっとおんなじくらいとびっきりの、大きな夢です。

画像1

愛媛県をホームタウンとするプロサッカークラブ 愛媛FCのフロントスタッフとして勤めさせていただいております。
「大好きなサッカーにこの人生をかけたい」、その想い一つで縁もゆかりもなかった愛媛県にやってきて9年目。
熱いハートとあたたかい心を持つ家族のようなファン・サポーターの皆さまや、時に叱咤激励をいただきながら情熱的にご支援いただいているスポンサーの皆さま、そして個性と魅力豊かな選手やスタッフのおかげで、日々楽しく刺激的に働かせていただいております。
それはもう人生そのもので、だから夢も大きく、世界一に。
サッカーは、世界一への道が繋がっている。Jリーグで、ACLで勝ち抜いていけば、その先に世界が繋がっている。
夢あふれる仕事だと思います。

現実はJ2残留争い真っただ中で、事業規模も来場者数もまだまだ小さくて、「何言ってんだ、現実を見ろ」と笑われてしまうかもしれないけれど。
厳しい現実は未来へのポテンシャル。
僕が愛媛FCに懸けられる数十年の時間の中で、一つ一つ整えて階段を積み上げ、いつかはるかな高みへ届くように頑張りたいです。

一方で、今の愛媛FCにもたくさんの魅力があって、一スタッフの視点からもっと伝えたいなぁと、未熟な文面で恐縮ですが綴らせていただきたく思っています。
フロントスタッフみんなTwitter等のSNSをやろうと言ってもなかなか始まらないので(笑)、Twitterでは収まりきらない、個性豊かな仲間たちの魅力や愛媛FCでの日々の体験を伝えたい。
業務として行うものではないので、競技面とか事業面のコアな内容は入らないものとなりますが、スタッフ目線でのおもしろさを感じてもらえたら嬉しいです。

画像2

今年4歳になった一人息子がいます。
元気いっぱい走り回り、バクバクガツガツご飯を食べて、スヤスヤぐっすり眠る息子。

ただ、生まれてからまだ一度も「パパ」と呼ばれたことはありません。

息子は、知的障害を伴う自閉症スペクトラムであると診断を受けました。
正直に、大きなショックと、何とも言えない不安がありました。

たくさんの人のブログを読みました。
ご本人、ご両親、先生・・・学びと落ち着きと励ましを勝手にもらいました。
「こうしたら良い」という正解は無いものだと思います。
それでも、僕は世の中の皆さまが綴った想いや体験から力をいただいたので、自分も同じように返せればと。
そして、自閉症児を育てていると伝えることで、息子の未来をもっと広く切り開くような情報が集まるかもという、自分の希望、欲望も込めて。
知的障害を伴う自閉症スペクトラムである息子の、かわいくてかわいくてたまらない息子との、日々を綴らせていただこうと思います。

衝動で始めたようなこの場所ですが、愛媛FC世界一への道、息子からパパと呼ばれるまでの日々、大切にしていきたいです。

最後に・・・僕の息子の名前は「一橙(いちと)」といいます。
一平くんの「一」、自分にとって何か「一」番のものを見つけてほしい。
愛媛FCのチームカラーの「橙」、愛媛FC選手たちのような強さとカッコよさ、愛媛FCサポーターのようなあたたかさと情熱を身につけてほしい。
そう願って名付けた名前ですが、『愛媛FC“橙”が世界“一”に』とも重なる、と気づきました。
2つの夢は、自分の中で繋がっているものなのかもしれません。

デコボコ道になりますが、これからよろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?