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旅とスパイス

旅とスパイスの共通点ってなんだろう?

どちらも日常とは少し違う世界を見せてくれる。なくても生きてはいけるけど、だからと言って人生から消えてしまったら、なんだか味気ない。

この「旅」と「スパイス」のある生き方を選んでいる、旅する料理人・溝端裕子さんに再会しました。コンセプトは「LIFE IS SPICY」。旅先で出会った地域の食材とスパイスを組み合わせた料理をつくったり、現地のスパイス料理を学んだりしている方なのですが、日々、その土地の美味しいものを食べているからでしょうか。溢れんばかりのパワーに、こちらも元気になれる、そんなパワフルガールです!

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以前お会いしたのは、小値賀島ピーナッツカレーを食べる会。溝端さんが、長崎県の小値賀島で地域おこし協力隊をしていた時に、鎌倉のスパイス会社「アナン」と開発したカレーで、島特産のピーナッツがふんだんに使われています。これがまた美味しく、ファンになってしまったのです。

そんな溝端さんが、昨年の12月27日に、スパイシークリスマスというイベントを旧鈴木邸で開催すると聞き、これは行かねば! ということで、お邪魔することに。

会場となっている、三津の旧鈴木邸(松山市)は、明治後期に建てられた古民家。お茶会や様々なイベントが開催されているのですが、民泊も始めたそうで、三津の古民家暮らしを体験したい方にはオススメです。


遅れて到着してしまったところ、既に10品以上が並ぶ豪華なテーブルとなっていました。実はこの後にもまだまだ出てきます。スパイスだけでなく、塩も数種類持ってきていて、料理によって使い分けているそうです。料理をいただきながら、溝端さんの旅の話を聞きました。

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中でも印象的だったのが、ヨーロッパのスーパーの話。スーパーにオーガニックの食材が普通に並んでいて、手軽に手に入るのだそうです。日本の、それも地方だと、オーガニックや食の安全に関心を持っている人が、セレクトしてくれているお店に足を運ぶ、もしくは生協に加入して購入しているというケースが多いのではないでしょうか。誰にでも開かれていて選べる環境って大事なことだと思います。

こういう旅先での当たり前と自分の地域との違いを発見できるのも旅の醍醐味。
「ヨーロッパは日本国内よりも安く旅ができるのも魅力」
「異なる風土や文化に触れることは、新たなアイデアを得たり、自分のアイデンティティを見つめ直したり、きっと人生の糧になる」
「もっともっと旅する環境が整って、みんな気軽に旅ができるようになればいいのに」

こんな話で溝端さんと参加者で盛り上がったのですが、私も共感するところがいっぱいでした。溝端さんは地域おこし協力隊を経験していますが、ローカルを磨きたい人こそ、グローバルな視点が大切だし、旅は良い機会となるのだと思います。

そんな、国内外の様々な地域を見てきた溝端さん。今回の食材は、松山市内の太陽市や自然食品店フラットで調達したそうですが、愛媛の食材は本当に美味しいと目を輝かせていました。

私が一番驚いた料理は、キウイとパクチーと三つ葉をスパイスで和えて、レンコンチップスを散らしたサラダ。愛媛の食材をこんな風にアレンジするなんて、目からウロコでした。

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スパイスってピリリと効かせるイメージが強いと思います。でも、溝端さんがアフリカのとある国で衝撃を受けたのは、スパイスは主張させすぎるものではないという考え方。スパイスを使っているかどうか分からないくらいで、食材の味をちゃんと引き立たせる使い方は、日常のスパイス使いの極意なのかもしれません。

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日々の暮らしの中で、スパイスを上手に使えるようになったら、さぞかし楽しいだろうなあと思いまして、溝端さんが愛媛に来る、2020年1月15日の夜に、松山市内でスパイス料理教室を企画することにしました。
スパイス使いの引き出しをたくさん持っている溝端さんから、愛媛の食材を美味しく食べる方法を一緒に学びませんか? 

場所と時間を調整中ですので、詳細が決まりましたら、InstagramやTwitterでお知らせします。乞うご期待!

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