奇跡の猫!三毛猫のオス仔猫がハチワレ先住猫の弟になったら・・・? #いい部屋ペット
こんにちは!愛猫ソラちゃん溺愛、フルート奏者の町井亜衣です。
こちらに登場するのも4回目となりました。愛猫のかわいさ、ペットと暮らすことの幸せをシェアすることができること、そしてペットをおうちに迎える幸せを感じられる人を1人でも増やせていることにつながっているのなら、嬉しいなと思っています!
そして、そんな愛猫ソラちゃんを溺愛のわたくし…。
8月1日にソラちゃんの弟として、2匹目の猫ちゃんをお迎えしておりました。今日はその子のことを書きたいと思います。
家族に迎えるきっかけは…
ソラちゃんは一人っ子で我が家で溺愛されて3年過ごしてきましたが、ちょっと寂しい時があると、お手手の毛をむしってしまうことがありました。
最初はびっくりして病院にも連れて行ったのですが、皮膚の病気ではありませんでした。舐めなければすぐに治るので、エリザベスカラーをつけていましたが、それもストレスになるよなぁ…と悩みました。
そんな時、「もしかしたらグレインフリーフードに変えればなくなるかも?」というお話を聞き、試しにフードを変えてみると、その頻度はかなり減ってくれたのですが、
やっぱりちょこっとむしっちゃう。
ステイホームでママの私が家にいられる時間は長くなっているのに、むしっちゃうってどういうことなんだろう…と考えていました。
猫は2匹飼いがベストらしい…?
猫は2匹飼いが一番ベストという話を聞きました。猫の性格にもよると思いますが、お互いに舐め合えるから、自分では綺麗にできないところも綺麗にできること。互いに戯れ合うので運動量が増すこと。1人で寂しいということもない。1人でいる時よりも粗相や悪戯が減る。というのが理由のようです。
ソラちゃんは悪戯や粗相は全くしない子ですが、お留守番は寂しいかなぁ…と気になっていたし、運動量も心配していたので、弟妹をお迎えしたら、むしっちゃうのもなくなったりして…という期待も膨らみました。
夫は最初は反対…
その話を夫に話すと、1匹でもあたふたしてるのに、2匹になったらそれが倍になるんじゃないのか?と、私のことを心配して、最初は反対していました。
もちろん、ソラちゃんのことも。これまで一人っ子で生きてきたのに、突然仔猫が来たら戸惑うのではないか、と。
たしかに、相性が合わなかった時のことを思うと、私にも不安がありました。
もしお迎えするならもちろん保護猫さん
もしもお迎えするのであれば保護猫さんと決めていましたが、保護猫ボランティアさんの発信をみていると、時々目にするのが「先住猫ちゃんと合わなくて泣く泣くリターンになった」というお話。
もちろん、合わないのに無理にいさせてもそれはお互いにストレス。だからこそのトライアルでもあると思います。でも、車で知らない家に連れていかれて知らない猫に会って、結局連れ戻される猫ちゃんのことを思うと、悲しくてしんどい思いを増やさせてしまう…と、とっても悩みましたし、躊躇しました。
少しずつ夫が受け入れ体制に
夫も100%オッケーな気持ちになれていないということもあったので、まずは里親募集されているかわいい仔猫の写真を見つけるとLINEで送り、
「この子どう?」
「ダメです」
というやりとりをしていました。
でも、優しい夫です。そのうち「柄が面白い子だな」「この子はオスなのか?」と、反応が変わってきたのです。そして「連絡してみてもいいかな?」と聞くと「連絡してみたら?」と!
最初に連絡した子との出会い
2匹飼いするのなら同性で、後からくる子が仔猫だと上手くいくと聞いていたので、オスの仔猫を探していました。里親募集はInstagramを中心にみていたのですが、ビビッ!と感じる出会いがありました。
「結叶-musubu-」という名前で保護猫ボランティアをされている、その仔猫の保護主様に連絡してみると、ボランティアのため猫白血病と猫エイズの検査ができていないとのこと。陽性の場合、気をつけるべきことも変わってくる2つの病気です。たとえ自分が里親にならなくても、やはりわかっていた方がいいと思い、その子もふくめ兄弟3匹分の費用を寄付させていただき、検査をしてもらいました。
すると、希望していた子が猫エイズ疑陽性という反応が…。
猫エイズキャリア=りんご猫は、発症しないことも多いのです。
知識として、猫エイズは人間にはうつらないし、猫にも血液や粘膜感染以外ではうつらない。キャリアでも発症せずに一生を終える子もたくさんいるので、多頭飼いでもそこまで心配することはないことは知っていました。
その知識を広めるためにも、猫エイズキャリアの子たちは『りんご猫』と呼ばれています。私自身そのこと自体に抵抗感も全くありませんでした。(猫白血病キャリアだと『レモン猫』と呼ばれるそうです)
しかも、その子はまだ2ヶ月の仔猫。偽陽性かもしれない。6ヶ月くらいになってから再検査したら陰性だった、ということも少なくないのです。
でも、我が家にはソラちゃんがいます。しかも、寂しくなると毛をむしったり、そこを舐めすぎたりすることもあったので、うっすらですが血を滲ませてしまうこともありました。
動物ですもの、どんなに仲良しでも2人で取っ組み合いのじゃれあいが、流血にならないとも限りません…。
自分の愛猫精神があればそんなの平気と思っていたのに、いざとなるとソラちゃんのことも含め不安になってしまい…。そして、不安になってしまった自分にとてもガッカリしました…。
とはいえ、ソラちゃんのことを第一に考えるべきだとも思いました。
オスの三毛猫「アラレちゃん」との出会い
そのことを正直に結叶様にお伝えすると、「里親様として是非!と思う方だったので残念、しかしもし他の結叶の子で気になる子がいたら遠慮なく声をかけてほしい」と連絡をいただきました。
りんご猫ちゃんを横目に、他の子にエントリーすることを悩みましたが、それはご縁なので気にしないで欲しいと言ってくださいました…。
結叶様のInstagramの投稿で、実は気になっていたことがありました。最初に希望していた子には他に2匹の兄弟がいて、そのうちの1匹に、三毛猫のオスのアラレちゃんという子がいたのです。
3万分の1の確率、奇跡の猫
猫好きの方ならご存知だと思いますが、三毛猫は99%メスしかいません。オスは本当に稀で、市場では100万以上、生殖機能があると海外へ何千万で取引きされることもあるとか…。
それだけ珍しい子ですから、エントリーはたくさんあったそうです。でも、応募の理由が「オスの三毛猫がめずらしいから」という方が多く、結叶様が悩んでいる様子がInstagramに投稿されていました。
その子、この先本当に大切にしてくれる里親さんに出会えるのかな?嘘つかれて売り飛ばされたりしないかな?もし高額な治療費のかかる病気になった時にお金出してもらえるのかな?と、不安になりました…。
そのことを正直に結叶様にお伝えし、私たちもアラレちゃんにエントリーさせていただくことに。そして、結果として私たちのお家にやってくることに。
お迎えしてからソラちゃんとのご対面…
結叶様のところまでお迎えに行き、家に着くまでの車内ではずっと鳴いていましたが、キャリーから出してお膝に乗せると鳴き止み、ゴロゴロ喉を鳴らしたので、慌てて百均に寄り、洗濯ネットを購入。その中に入れて、お膝の上で自宅まで向かいました。(脱走防止の為に猫にする一般的な行為です。病院来院時などに獣医師も推奨しています。)
事前に、先住猫と新入り猫のうまくいく会わせ方について、ブリーダーをされている方から教えていただいていたので、早速それを実施…。それでも、初めてお顔を合わせた時は、アラレちゃんがキャリーの中から先制攻撃し、ソラちゃんがびっくりして逃げる結果に。
結叶様のところで健康チェックはされていましたが、ケージなしのフリーでソラちゃんと対面する前に、念のためかかりつけ医のところでも確認をしてもらいました。そして対面の許可が出たので、そこから1週間かけてゆっくりゆっくり、お互いの存在に慣れるように時間をかけました。
名前は、アラレちゃん→パルちゃん
そうそう、かかりつけ医にかかる時に、カルテに名前書かなきゃいけないよ!ということで、夫が考えてつけてくれたのがこの名前でした。
*パルサー
星の種類で、落ち着きなくくるくるしている星のこと。1秒間に何回も自転する。
*パルランド
音楽用語で「話すように・喋るように」と表す言葉
これが名前の由来です。落ち着きなくずっと動いてるし、寂しい時はたくさん鳴いて訴えてくるおしゃべりさんだし、ぴったり!私が音楽をしていることも、やや無理矢理ですが(笑)絡めてくれました!
パルちゃんは仲良くなりたいけど…
一番最初は先制攻撃をしたパルちゃんでしたが、そのあとはソラちゃんと仲良くなりたいモードになるのはとっても早かったです。
初めての仔猫にどうしていいかわからないソラちゃん。パルちゃんに追いかけられては、こっちくるな!と爪の出てない優しい猫パンチを出した後、結局走って逃げる。でも諦めないパルちゃん!
ソラちゃんの威圧でパルちゃんが諦める時もあれば、パルちゃんがノリノリで近づいていきソラちゃんがたじろぐことも!
そんな攻防が続きました。
1週間後感動の猫団子♡
毎日様子を見ながら過ごして1週間。大分慣れたけど、なかなかくっついて仲良くしているところが見られないなぁっと思っていたら…その時は突然訪れました。
大好きなどら焼きハウスで寛いでいるソラちゃんのところに、パルちゃんが攻め込み、なんと、受け入れて、グルーミングしてくれたのです♡
たまたまその瞬間を動画に撮っていて、とっても感動しました!1週間くらいで仲良くなりますよっと言われていましたが、本当でした!
最近のソラちゃんとパルちゃん
パルちゃんがしつこく追いかけすぎて、ソラちゃんがイヤーンと逃げていることもありますが(笑)とっても仲良く過ごしています。
パルちゃんはソラちゃんのおっぱいを狙ったりしていて、まだまだ赤ちゃんだなぁと思いつつ、ソラちゃんは逃げています。ソラちゃんは男の子だもん、おっぱいは出ないよ?と教えていますが、恋しいみたいですね!
追いかけっこして運動量も増えたし、お留守番でも毛をむしらなくなったし、本当に言われていた通りになりました!
大切なソラちゃんとの2人きりの時間…
すぐに仲良くなってくれましたが、ソラちゃんにとってその出来事は負担だったことに変わりはないと思います。
なので、1日の中で必ず、ママと2人っきりで仲良くする時間を作っています。
パルちゃんが一人でお昼寝してる時に、ソラちゃんを寝室に誘って、2人きりでお昼寝をしたり身体を撫でたりしています。
その時の会話が、まるで新婚さんみたいなんですよ!
ひそひそ声で「ソラちゃん、2階行こう?2人でイチャイチャしよう?」と誘うと、タタタタッと駆け寄ってくれて、一緒に階段を上がるんです(笑)
先住さんファーストでいることも、とっても大切なことなんです。
愛猫2匹との生活は幸せでしかない…!
私はというと、大好きな猫という存在が増えて、生活はより一層幸せになりました♡
そして、あんなに慎重だった夫は「数年後には3匹になってるかもなぁ」なんて口にするように!大人になっても人間って変われるんですね(笑)
これからもこの子たちと一緒に、幸せな毎日を過ごしていこうと思います♪
PS...りんご猫の子はどうなったのかというと…
そうそう、最初に気になっていた疑陽性りんご猫の仔猫ちゃんは、もう1匹の兄弟猫と一緒に、優しい里親様のところに貰われたそうです!ステキな保護主様のお陰で、小さな可愛い命がつながり、本当によかったです!
生後半年過ぎたタイミングでもう一度検査したら、陰性になっているかもしれませんね!
取材協力:「結叶-musubu-」@musubu.110
ソラちゃん & パルちゃんInstagram:sora.chat
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