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大学一年生の時に書いたショートショート

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大学一年生の時に履修していた授業の毎週の課題だった、ショートショートの中から、僕のお気に入りです。 一つは、#note創作大賞でいいところまで行きました。 K先生、ご教授ありがと…
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#小説

あなたも島にいる。この世にはいろんな島があって、大きさは人による。手のひらサイズの人も、…

えはや
2年前
4

横にも......

毎晩目をつぶりながらベッドの上で過去の自分を戒めながら眠りにつく。許しては貰えないだろう…

えはや
2年前
3

ループ

暑い。暑すぎる。こんな昼下がりには、勉強のする気も、ゲームをする気も、映画を見る気も起き…

えはや
2年前

浮髪

今日、告白をした。予想に反して、返事はオーケーだった。 男手一つで育てられた僕は、女子と…

えはや
2年前
1

夢の世界を夢の世界として見ないで

今見ている世界を勝手に現実(リアル)と仮定して、それ以外の世界を空想(フェイク)と呼ぶ。…

えはや
2年前
1

『僕の事』

「ヨーロッパではさ、人間を創るみたいな、神がやるべき行為と同じことをやってはいけないって…

えはや
2年前
4

なんでもロボット

超高層ビル達が建ち並ぶ。このビルから見る限りでは、少なくとも水平線の向こうまでこのビル群は続いており、あまりにも無機質な街並みだ。ビルの頭は雲に届きそうなくらい遠くに見える。 そんなビルのうちの一棟、その65階。そのベッドに横たわっているのは、この部屋の住人、Y氏だ。妻と二人で暮らしており、商社に勤めている。 明け方のビル群は、日光に照らされ、地面に大きな影を作っている。それから一時間もすれば、ビルの頭の方だけが日光に晒され、目覚ましと共にカーテンが自動的に左右に開く。そ