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アルムナイのススメカタ Day6 have fun  〜アルムナイとは〜


4年間続けて取り組むことができた理由は、恩を返したい、仲間の存在、そして楽しいと思えたからでした。恩を返したいのは最初の入学してまもないときのボランティア活動に参加してくれた感謝の気持ちです。仲間の存在は裸踊りに参加してくれた多くの皆さんのおかげです。そして何よりもいつも考えることができたのは、自分がこのアルムナイコミュニティのことが好きだったからなんだと思います。好きだから考えたくなるし、考える時間が苦にもならなかった、それはやはり仲間のことが好きだったし、感謝をしている気持ちが自分の中に途絶えなかったからではないかと思います。

・誰かのためになることを楽しめるか
その楽しさはもう少し詳しく考えれば、「誰かのことを考える楽しさ」だと思います。私はグロービスに入学した時に「人の笑顔に出会いたい」とスピーチをしました。まさにアルムナイの皆さんが1人でも笑顔が増えたらという気持ちでした。自分では果たしてどこまで皆さんが感じていただいたかはわかりませんが、自分としてこの考える楽しさいつまでも続けてこれたことはとても大きく、仕事においても考えるようになりました。

・あえて見ない
「マジックナンバー200」という言葉を聞いたことがあります。組織は200人を超えたら顔と名前が一致しなくなる。だから全部を自分で見ようとしなくても良い。ということでした。私は全体を見る立場でありながら最初から拠点ごとの細かい活動にまで見ることを最初から良い意味で諦めることにしていました。それは拠点のメンバーを信じること、自分がやることはそれ以外のところにあると理解すること、任せる勇気を持つことが大事だと学びました。人を信じれるかどうかは自分のことを信じることが出来るかどうかだとも思います。そのためには自分が誰よりも準備をし、考え、行動してきたと言えるか、その自信があるかではないかと思います。そうすれば少しのトラブルも受け容れることが出来るはずです。受け容れることが出来るということは自分の中に余白があるということです。余白はちゃんと準備をして自分の中を整理することで生まれます、だからこそ準備が必要ではないかと思います。

最後にアルムナイとは何かと考えました。
・アルムナイとは財産です。
・アルムナイとは感謝です。
・アルムナイとは自分次第です。
・アルムナイとはバトンリレーです。
・アルムナイとは継ぎ足しの秘伝のタレです。

全6回にわたり、自分がグロービス経営大学院のアルムナイの取りまとめを4年間させていただいて感じたこと思ったことを記しました。

自分がした4年間は例えばこれから100年続くアルムナイコミュニティの中で考えればわずかな期間です。ですがこの1年1年をその時の人が丁寧につなぎ、まるでバトンを渡しながら、「カタチのない大切にしてきた何か」を次代につないで行くことでコミュニティの「文化」となっていくのだと思います。カタチがないものを無理にカタチにする必要はなく、その時の人たちが繋いでくいことが大事ではないかと思います。カタチのないものを繋いで行くことはとても難しいことだと思います。でもそれはもしかしたら人の心から心へと繋いで行くことのようにも思います。

これからもその人の心の中にあるともしびを隣の人に分け合いながら、広く明るく照らされた素晴らしいコミュニティとなることを期待して、このアルムナイのススメカタを終えたいと思います。


お読みいただき、ありがとうございました。

江原 潤


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