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試合の視点を変えるともっと面白くなる!

バスケットのコーチをしている人、コーチングの勉強をしている人は、コーチ目線で試合を観戦したり、戦術的なことを考えながら観るようになってくると思うが、バスケット経験がないファン、ブースターの方や、トップレベルに接したことがない方など、戦術的なことがあまりわからない方は、どのように試合を観戦して楽しんでいますか?

自分自身バスケットを観るようになったのは、プレーを始めたよりも大分後なので、中学生くらいからウインターカップなどを、どんな動きしてるかな〜という視点で、すごい薄く観ていた。

従って、バスケット経験のない方が、どのようなきっかけで、何が心を動かしてバスケットを観るように、応援するようになったのかがあまりわからない。

・アイドルのファンのような感じ?(アイドルも興味がないからわからない…)
・ライブにいくような感じ?(ライブも興味がないからわからない…)
・地元愛からくるもの?(さいたまは好きだし、アルファーズ&ブロンコス応援してるけど、他の地元スポーツチームは全く興味ない…)
・非現実的な雰囲気の異空間が楽しい?
・ブースターなど、仲間と感情を共有することが魅力?(これは共感できる!w)

合っているかわからないが、こんな感じなのかな?
とすると、試合もある選手を追っていたり、周りの雰囲気、応援に合わせて楽しみながら観たりしていることが多いかと思う。

今回は、バスケットの視点、どのように観れば、もっと面白く深くなるかを書いていく。

1.スタッツを見てみる

数字が好きな人、スタッツが好きな人は一定数いると思うが、個人、チームのスタッツを見ると、どのような特徴があるか、課題は何かといった個性がわかってくる。

また、単純なスタッツをもっと相対的に分析したいときは、Four factorsを計算すると、見えてくるものがある。
↓過去にFour factorsについて詳しく書いたので、是非!

2.スペースを見る

ゴール型スポーツでは、どこにスペースがあるか、OFはどこにスペースを作って、誰にどうやって使わせるか、DFは逆にどうやってスペースを潰すかという、スペーシングが大事な要素である。

どこにスペースを作ろうとしているか、プロチームだと、再現性、Excutionも上がるので、チームの意図を読み取ることができると思う。

シンプルなものでいうと、5アウトか、4アウト1イン(ペイントの付近に1人いる)か、3アウト2インか(ペイント付近に2人)か。

仙台のこのシーン、2人インサイドにいるのがわかる
長崎は5アウトでアップテンポ(ショットクロックに注目)

また、もう1つの戦術的な視点としては、インサイドのプレイヤー(外国籍が多い)がどこにポジションを取っているか。
片方がPickにいったときに、もう片方がどこにポジションをとるか、ScreenerはどのActionをするか。

1.ダンカースポット(ゴール横の1歩でダンクにいけるポジションやデッドロー(ゴール下の少し裏)で、作ってもらったズレに合わせたり、Clear outして、味方にスペースを空ける選手,Screen後、深くダイブする選手
(仙台のゲルン、横浜のスコット、京都のCJ、琉球のクーリー、滋賀の川真田など)

2.コーナー(Pickの前方か、後方か)や、スロットで3Pラインの外で待機する選手、Screen後Popして3Pラインの外からシュートを狙う選手
(仙台のブース、佐賀のハレルソン、越谷の井上など)

3.Pickの後Short rollして、3Pラインの少し内側からシュートを狙ったり、パスを展開する(ポケットゲームという)選手
(少し前のブレックスはポケットゲームを頻繁にやっていた、Short rollは広島のメイヨが得意)

このように、どこに立つかはバスケットにおいて非常に重要で、その視点を持つと、チームの意図がわかり、面白くなってくる。

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