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ガットの基本~ポリガットの種類と機能~

あけましておめでとうございます!
Strings Proです。

長いようであっという間に終わってしまうのが1年という期間。
できることは全部やる精神で、今年も元気に楽しんでいきたいと思います。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

では、早速いきましょう!


■ポリの種類~形状~

まず、ポリには2つのタイプが存在します。

・ラウンドタイプ

ラウンド型は断面が丸いのが特徴です。
ゲージの太さによって回転の掛かりやすさに違いはでますが、癖が少ない素直なガットが多いです。イメージに合わせてボールをコントロールできる取り回しの良さがラウンド型ガットの特徴でしょう。

実際、相手のボールに面だけ合わせて返球したりボールに多彩な変化を付けたい感覚派のプレーヤーは、ラウンド型をよく愛用しています。

手のひらで掴んだフィーリングをそのままボールに反映したいので、無駄な動きを無くしたいんですよね。

耐久性は普通~高い部類が多いです。

・多角形タイプ

文字通り、断面が多角形の形状のものを指します。

最大の特徴は回転の掛けやすさ。ラウンド系と違いガットに角があるため、ボールをひっかけやすくスピンを増大させます。

また、商品によって三角形のものや八角形のものなど様々な種類があります。頂点の数が多いほどラウンド系の特性に近づいて行くので、感覚やどこまでスピンを求めるか天秤にかけ、色んな商品を試すと良いでしょう。

常にフルスイングで打ってくるフラット系のバコラータイプ中ロブで繋ぐシコラーは、多角形ガットを好む印象です。前者の場合、「ネットさえ超えればボールが勝手にコートへ収まる安心感があるから」、後者の場合は、「少ない力で高く弾むボールを打てるから」、といった理由がありますね。自分の特性を踏まえ、上手くアシスト機能を使っている良い例です。

他にもガットの表面に凹凸をつけたラフガットや楕円形のガットも存在しますが、角を作ることで「ボールを引っ掛ける」原理は変わりません。回転の掛かり具合はそれぞれ特徴がありますが、今回は多角形として一括りにして理解いただければと思います。

ただ、どちらも角がある故、ラウンド系よりも摩耗し易いのは少し欠点でしょう。耐久性を重視したい場合はラウンド系をお勧めします。


■まとめ

以上のように、ポリには大きく分けてラウンド系と多角形の2種類が存在します。またこの特徴に加え、以前お話した「伸縮性の違い」も加わるわけです。本当にバリエーション豊かですよね。

価格も安いものが多いので、興味があればぜひ色んなガットを試してみると良いですよ。

・ラウンド系
 -コントロール重視
 -面で合わせるタイプや、自在にボールの緩急をコントロールしたいプレ 
  ーヤーにお勧め

・多角形
 -スピンのアシスト機能重視
 -オーバーアウトを防ぎたい、少ない力で簡単にスピンを掛けたいプレーヤ
     ーにお勧め
 -ラウンド系より耐久性は劣る

■次回 ベストチョイス編~バコラーに合うガット~

テニスには4種類のプレースタイルが存在します。

① アグレッシブ・ベースライナー(バコラー)
② サーブ&ボレーヤ―
③ オールラウンダー
④ カウンターパンチャー

プレースタイルが違えば、当然ニーズも異なります。
求める打球感や試合での戦術、更には使用ラケットも考慮することで、あなたにとってのベストチョイスをここでご提案します!

第1回目はバコラー編
気持ちよく球をぶち込み、エースを取りたいプレーヤー必見です!
お楽しみに!

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