「麗しき島々」曲紹介 7.奄美のてまりうた
いよいよB面に突入ですね(レコードではないけれど。笑)。
最近は楽曲配信は切っても切れないところがありますが、それでも自分のやっている音楽は何らかの手作り感、懐かしさをどこかに残しておきたい…という思いでやっています。最初の屋久島CD「まつばんだ」の際にはクラフト紙のジャケットに一つ一つハンコを押していくという作業でした。それはとてもとてもしんどかったので(苦笑)、次のミニアルバム「宝歌」は、紙ジャケットがいいなと思い選択しました。今回は、ジュエルケースの通常のケースですが、曲の構成と、盤面の茜雲と、帯の裏(実際にみてくださった方のお楽しみ)に仕掛けがあります。
さて、こちらの「てまりうた」も笹子重治さんにアレンジしていただき、パーカッションの渡辺亮さんに音を添えていただいたものです。これ、実はお師匠に一番評判が良かった曲です。
実際にまりつきをしているようなリアルなパーカッションと、女の子が駆け抜けていくような映像が鮮やかに浮かんできます。流石の音作りに、笹子さんと渡辺さんに感謝です。
ブックレットの解説には文字数の関係で入れていませんでしたが、朝崎先生によると、御城(うぐしく)というのが特徴的だというお話でした。こちらは加計呂麻島の歌詞ですが、他の地域でも似た歌詞で歌われます。
てまりうた
奄美・加計呂麻島のあそび唄
あかやがまくら 正月祝(しょーがちゆえ)や
うにはーちまに がさはーちまに
ちんぎぬ花や ちんぎち見しぃろ
波ぬ花潮ぬ花 御城久(うぐしく)坊じ加那志ぬ
見しっちょ
馬や綾馬黒馬まっくるうが
てんてんとこゆくごーゆくごー
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