たまには専門的なことを。ディレクター編。

これは執筆者である江口克のブログ『キャッチボールをするような』での記事を編集しています。オリジナルで読みたい方はこちら

4回目の「たまセン(たまには専門的なことを。)」記事です。4回目はディレクターよりの内容です。本編でもこれを最後にしたように、note出張版でもひとまずこれで最後です。かなりかいつまんで書いているので伝わりにくい箇所もありますが、クライアント先で講座やレクチャーをするときは、ここから詳しく話していきます(そもそもデザインとはなんぞや、から始まります)。興味があったらコンタクトをとっていただけると幸いです。それでは4回目、スタートです。

「プレゼンについて」
ありきたりだけど、プレゼンとは、ラブレター。
まずは自分が、相手のことを好きになる。
使い回しのプレゼンをしても、相手は振り向いてくれない。
100枚の便箋でドン引きする人もいれば、恋に落ちる人もいる。
スマートな告白で恋に落ちる人もいれば、ドン引きする人もいる。
相手によって、プレゼンは変える。
恋多き人の方が、ラブレターの書き方はうまい。
しかし、恋多き人が、幸せな恋人関係を築けるかはわからない。
恋から愛へ。
親身になることが、愛とは限らない。
ラブレターを渡す相手はひとり。
会議室に大勢がいても、恋に落とすキーマンは、たったのひとりしかいない。
その人の幸せを、まずは考えること。
 
「やりとりについて」
頼む側は、信任。
頼まれる側は、職業倫理。
この二つで、大抵のことはうまくいく。
前提として、頼みごとを断る権利を、頼まれる側は持っている。
だから、頼む側は、ダメ元の気持ちを入れながら頼むといい。
 
「職業名について」
便利だけど、縛られる必要がないもの。
増やしてもいいし、減らしてもいい。
しかし、人に伝わらない職業名は面倒臭いだけ。

「コストについて」
すべてのことは、「労力」「金銭」「時間」「感情」のコストがかかっている。
コストを払うことで、「労力」「金銭」「時間」「感情」のいずれかのメリットを得られる。

「奉仕について」
人を動かす側(依頼する側)が「金じゃない」と言っているときは、支払うお金を持っていないだけ。
「金じゃない」と言えるのは、動く側(依頼を受ける側)だけ。

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