見出し画像

『SPY×FAMILY』の英語版を読んで、カッコいいと思った表現7選!

『SPY×FAMILYで英語を学ぶ』というタイトルで、『SPY×FAMILY』の英語版と日本語版を比べ読みする記事を1日1話ずつ書いてきました。

1話はこちらです。

英語版の最新刊3巻まで書いてきましたので、ここでいったん総集編的な記事を書きます。

題して、「英語版を読んできた中で、カッコいいと思った英語表現ベスト7」。

3巻までの英語版を読んでいく中で「この表現カッコいい!」と思ったセリフを7つ、ご紹介していきます!

お父さまと呼ぶように(1話)

【英訳】
「You are to address me as "Father".」
「PAPA!」
「Very well」

アーニャとロイドが出会ったシーンです。

「You are to address me as "Father".」がカッコイイ!この表現ってすごくお堅い表現だと思うんです。"be to"(すべき)とか、"address"とか。

ロイドの性格や二人の距離感を表現するために、小さい子どもには使わないような表現を敢えて使っているんだと思います。

詳細はこちら↓ 

マジで不安しかない(7話)

【英訳】
ロイド:What are you doing?
ヨル :Getting ready for school !
ロイド:YEEAAHHH... That anxiety's not going anywhere.

見当はずれな試験準備をしている二人を見たときの、ロイドのセリフです。

「不安しかない」を「 That anxiety's not going anywhere.」と訳しているのが印象に残りました。「この不安はどこにもいかない」と表現するんですね。

詳細はこちら↓ 

感情に任せて力をふるう(8話)

【英訳】
Listen to me, ANYA. Anyone who lets emotion guide their fists doesn't understand what true strength is.

ヨルの教えを思い出すアーニャのシーンです。

「感情に任せて力をふるう」を、「lets emotion guide their fists」と訳しているのがカッコイイ!こういう英語独特な表現をさらっと言えるようになりたい。

詳細はこちら↓ 

一粒の涙さえ流させたら(13話)

【英訳】
If you make my sister cry so much as a single tear... I will have you ex- ... ER... I mean ... what I'm saying is...

ヨルの弟ユーリの捨て台詞です。「少しでも姉さんを泣かせたら」を「If you make my sister cry so much as a single tear」と訳しています。「一粒の涙でも流させたら」と、ちょっと強調して表現しています。おしゃれなセリフです!

詳細はこちら↓

容赦しません(14話)

【英訳】
Then I don't care who you work for! I will show you no mercy!

(偽の)秘密警察に家族を脅された時のヨルさんです。

普段は優しいヨルさんだからこそ、「show you no mercy」 という表現がすごくグッときます。「show(示す)」というワードがあることで、ヨルさんの家族を想う覚悟が伝わってきます。

詳細はこちら↓

満点まちがいなし(16話)

【英訳】
That way when I cheat... I'll ace the test every time!

「チート」とか「エース」って日本語でも使われますが、こんな風に英語では使うんだと印象に残ったセリフです。「I'll ace the test!」っていつか言ってみたい。

詳細はこちら↓

かりそめの平穏を取り繕っている(1話)

ラストです!1話の最初のセリフです!

【セリフ】
人はみな誰にも見せぬ自分を持っている、友人にも、恋人にも、家族にさえも。張りつけた笑顔や虚勢で本音を隠し、本性を隠し、そうやって世界はかりそめの平穏を取り繕っている。
【英訳】
Everyone has a secret self they don't show to other people. Not to friends...Not to lovers...Not even to family. They hide who they are and what they want behind lies and painted smiles. And thus the world... maintains its thin veneer of peace.

「かりそめの平穏を取り繕っている」を「the world... maintains its thin veneer of peace.」と訳しているのがカッコイイ!薄い板1枚で平和がギリギリ保たれているようなイメージでしょうか? 翻訳者の工夫を感じます。

詳細はこちら↓

英訳と比べることでセリフと向き合える

3巻まで日本語と英訳を比べ読みしてきたことで、すごく作品理解が深まりました。「このシーンで初めて3人は他人から家族として認められたんだ!」とか、「ロイドはこの時から家族にあこがれを抱きはじめたのかな?」など、様々な発見がありました。

英語版4巻が発売されましたら、また1日1話更新を続けていきたいと思います!これからも読んでいただけたら嬉しいです!

引用元はこちらです


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?