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インチキおじさんの仕事の流儀

本屋のビジネス書コーナーへ行くと「成功のための仕事術」「出来る男の働き方」みたいなインチキくさいタイトルの本が必ずと言っていいほど置いてある。特に新社会人が多いこの時期、この手のビジネス書が多く並んでる印象がある。

まだ右も左もわからないヒヨッコ社会人はこういったわかりやすいタイトルに惹かれ、決して安いとはいえない本に二千円近い金を出して買ってしまう。ハッキリ言って金をドブに捨てるようなものである。

内容は多少違えど似たり寄ったりのことしか書いてないし社会人としてごく当然のことしか書いてない。ぶっちゃけ読まなくてもどうとでもなる。

仕事なんて働いてりゃそのうち身につくもんだ。例えば寿司職人がホットヨガのインストラクターの資格なんて取ったところでなんの使い道がないようにその業界や会社によって必要なスキルも求められる能力も変わってくるのだからビジネス書なんて気休め程度の参考にしかならないのだ。

それでもやっぱりヒヨッコ社会人は不安だし気休めでもいいからとこの手の本を買ってしまう。それで気が済むなら無理に止めはしないがあまりオススメはしない。

俺に言わせれば新人のうちはそういう本の知識に頼らずとにかく体当たりでぶつかっていき失敗しまくって仕事を覚えればいい。そりゃ出来るだけスマートにカッコよく仕事をしたいって気持ちはわかる。怒られるのはイヤだもんな。だけど失敗が許されるのも新人の特権だ。

繰り返しになるがとにかく失敗しろ。失敗を恐れて動けなくなることの方がよっぽどマズイ。覚えることだらけでワケがわからなくなることもあるけど仕事ってのはそうやって段々と覚えていくものなんだよ。


いやーやっぱり4年ぽっちでサラリーマンを辞めたヤツの言うことは違うね。言葉にまったく重みがない。どっかで聞いたようなことをそれっぽく言ってるだけ。くれぐれも鵜呑みにしないように。

新社会人に告ぐ。こういう「なんか良いこと言ってる風の先輩」にはくれぐれも気をつけるように。肝心な時に全然役に立たないから。

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