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好きなものを語ろう【喫茶店編】

なんか近ごろカフェ流行りじゃないですか。どこ行ったってカフェカフェって。僕の田舎の寒村でさえもカフェがずいぶん増えました。スタバどころかドトールもないような田舎なのに。そんなにカフェって要るものかね。

そういう最近増えてきた個人経営のカフェって総じて小洒落てるじゃないですか。明るくてパステルカラーに溢れてて、でもって一丁前にこだわりスイーツなんか出すんですよ。いかにも若者ウケを狙ってる感じの。もっというとインスタで映えることしか頭にないような連中にウケそうな感じの。

そういうのが好きな人はごめんなさいね。でも言わせてくれい。僕が求めてるカフェってのはそういうのじゃないんだわ。

デカくてゆったり座れる革張りソファ、机の上には灰皿が常備、新聞と週刊誌が置いてあって、メニューはシンプルでありきたりなものばかり。インスタ映えとは対極にある全席喫煙可のヤニくっせえ喫茶店。これこそ僕の求める古き良きカフェの姿である。

というか20年くらい前まではこういうのがカフェってもんだった。タバコへの風当たりが強くなるにつれて昔は当たり前だった喫茶店も近年はだいぶ見かけなくなった。実に嘆かわしいことだよ。

街を歩いててタバコ吸いたいなーと思って目に留まった喫茶店。お、この店は喫煙席あるじゃん!入ったろ!と意気揚々と入ってみると加熱式タバコのみ可だった時の虚しさたるや。何が違うねん。この怒りどこにぶつけたらいいのやら。

今でも少なくなったとはいえ昔ながらの喫茶店は残ってる。時代の波に飲まれて無くなってほしくないものである。田舎で気取った古民家カフェなんてやってる連中はもういらねえ。ヤニくせえ喫茶店を開け、週二で行くから。

【あとがき】

オススメのヤニくせえ喫茶店を載せときます。新宿のピース、歌舞伎町のクール、上野のギャラン、新橋のカトレア、渋谷のシャルマン、浅草のブロンディー、錦糸町のロジェ。嫌煙家は来るんじゃねぇ。

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