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月桂樹


月桂樹 (ゲッケイジュ)



地中海を原産地とする常緑低木で、その丈は
9〜12mとなる。日本へは明治39年には
フランスから渡来してきたもので、当初より
花よりもその葉に利用価値があるものとして
『クッキングハーブ』の異名を持っている。



肉や魚の料理の臭みをとる香辛料としては
当たり前で、それ以外には衣類や米櫃の中に
月桂樹の葉を入れると虫が寄り付かない効能
もある。写真はなんと垣根として月桂樹並木
の贅沢なものである。



さて、月桂樹は人間には良い。私などは母の
作ったカレーライスの中にはローレルの葉が
そのまんま入っていて、それがまた嬉しい。
どんなカレー屋さんが作るカレーライスより
何故だか母のカレーライスに勝るものはない。
おっと、話が脱線してしまうところであった。
カレーをランクアップさせる魔法の月桂樹の
葉だが、猫には健康障害を招くものとなる。




月桂樹を猫が食べると嘔吐や下痢の症状が
出て、不整脈になることもある。この成分
については諸説あるが不確定な事なので
明言は避けるが、猫に良くないのは事実と
なる。



猫が原因不明の病気にかかる事は良くある。
その為には猫を大切に飼われている家庭では
絶対に置いてはいけない植物。それが何種類
あって、それらを知っておくのも大切な事と
考える。



例をあげるとユリ、ゲッケイジュ、アイビー、
ポインセチア、シクラメン、チューリップ、
スズラン、これらの植物は全て猫の健康を
阻害し命の危険すら招きかねない植物の一例
となる。食べてないとしてもその毒は静かに
その寿命を縮めているかも知れないので、
置くことすらも注意が必要な植物のチェック
をお勧めするものである。




和名 月桂樹 (ゲッケイジュ)
洋名 ベイ ローレル (BAY LAUREL)
   クッキング ハーブ
   (COOKING HARB)
学名 ローラス ノビリス
   (LAURUS NOBILIS)
分類 クスノキ目、クスノキ科、
   ゲッケイジュ属
種類 常緑高木
草丈 9〜12m
開花 4〜5月
花色 薄黄
花径 10〜15mm
原産 地中海沿岸地域
言葉 栄光
   勝利
   栄誉
撮影 布引ハーブ園
   武田薬品京都薬用植物園

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