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躑躅


躑躅 (ツツジ)

ツツジ目、ツツジ科、ツツジ属の常緑低木


ツツジの名称に使われている躑躅の文字。
かなり難しい漢字である。これは中国名を
そのまま持ってきた名称である。


この躑、躅、の難しい漢字は、意味は同じ。
立ち止まる、あるいは佇む(タタズム)の
意味の漢字を重ねたもので足踏み状態を指す
意味なのである。これはツツジの花が咲いて
その美しさに目を奪われて、つい足をとめて
しまう状態を表現した漢字が当てられている。
ツツジの音は、筒状(ロート状)の花からの
ものである。


ツツジには特殊な防衛策が敷かれている。
その花に触れても普通の花と変わらぬ感触。
これが花の下のガク、茎、葉に触れてみると
指先がベタベタする。これはツツジを実際に
庭に植えてる方はご存知の事と思う。これが
実はツツジの防衛手段なのである。


花の蜜を求めて飛来してくる蝶や蜂や虻に
対しては受粉の手助けをしてくれる虫達は
ウエルカムだが、茎の汁を吸うアブラムシ、
ヨコバイ達や、葉を喰らうハムシ、ケムシや
幼虫などのノーウエルカムの虫達に対して
ツツジは粘性のある液汁で、これらの虫を
殺すのである。


他の白い花には、アリやクモなどが彷徨う
姿を見るがツツジの白い花にはそれがない。
この粘液が花までこれらの虫を登らせない
為である。


この様に虫がつかない、葉っぱも年中綺麗
なまま、ツツジが公共施設などの植込等に
よくみられるのは、この粘性の防衛策(柵)
から人の手による防虫対策がある為となる。



和名 躑躅 (ツツジ)
   映山紅 (ツツジ)
洋名 アザレア (AZALEA)
学名 ロードデンドロン
   (RHODODENDRON)
分類 ツツジ目、ツツジ科、ツツジ属
種類 常緑低木~半常緑低木
草丈 50〜300cm
開花 春
花色 赤、桃、白
花径 5cm
原産 東南アジア原産
   日本の固有種は、五月 (サツキ)
言葉 慎み、節度、節制、自制心、努力、訓練
撮影 関西各所


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