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LILIUM BULBIFERUM


リリウム ブルビフェラム
(LILIUM BULBIFERUM)


ユリ目、ユリ科、ユリ属


欧州南部を原産とする地下球根をもつ多年生
のユリ類となる。学名のブルビフェラムとは
球根を表すもので、球根性の多年生のユリ。


近所の玄関先で見つけたものだが、その花弁
の鮮やかさは素晴らしいものである。


その花の鮮やかな橙や赤からファイアリリィ
の別名をもつ。ガーデンに強いアクセントが
欲しい時に良い品種として欧州では扱われる。
日本ではまだ多くは流通してないもの。


ただしこれらユリは猫にとって毒となるので
注意が必要となる。猫がこの毒を摂取すると
猫は腎臓障害を引き起こし致命的になる事が
多く、猫が訪れる家庭や庭では、この植物を
育てたり、乾燥させた花を猫が触れる場所に
置いたりする事は避けるべきである。もしも
猫が花粉に触れ、その後毛づくろいをする際
に花粉を摂取してしまう事があるからである。


直接的に猫がユリを齧らないから大丈夫では
なく、花粉が体毛に付着するという二次的な
現象で、花粉量が少量であっても猫にとって
は重症化する程の毒性となってしまう。


もしも、猫にユリの毒性が疑わしい場合には
緊急に獣医の診察を受ける必要がある。


活性炭の迅速な投与や催吐処置、これらより
吸収される毒素の量を減らすのに有効であり
これは時間がとても重要であり、緊急処置が
必須となる。大量の処置剤を静脈注射する事
で腎臓への損傷を軽減、猫の生存率を高める
事につながる。


ペットが何が原因かも分からないまま危険な
状態に陥ることがある。猫、犬、小鳥などの
ペットを飼われている家では、そのペットに
とり有害なものは何があるのか、どう危険な
ものなのかを認識された上でそれら危険因子
となりうるものを家には置かない事をお勧め
するものである。


もちろん、家猫も居られず、庭に寄り付きも
されないのならば、情熱的なこの百合の花を
存分に楽しんでいただきたい。


いずれの機会に、猫、犬がいる家で置いては
いけない、食べさせてもいけない植物の解説
記事を書こうと思う。



洋名 ファイアリリィ
   (FIRE LILY)
学名 リリウム ブルビフェラム
   (LILIUM BULBIFERUM)
分類 ユリ目、ユリ科、ユリ属
種類 多年生草本
   球根植物
草丈 30〜100cm
開花 夏
花色 赤、橙
花径 10〜15cm
原産 ヨーロッパ南部
言葉 名誉
   誇り
   情熱
   自信
撮影 大阪市淀川区

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