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青身陸田螺


青身陸田螺 (アオミオカタニシ)


ヤマタニシ科、アオミオカタニシ属



沖縄諸島、八重山諸島、宮古諸島に生息するが
奄美諸島では残念ながら、絶滅してしまったもの


名称にある通り、陸地で生活するタニシ。
カタツムリ特有の4本触覚でなく、2本触覚
で辺りを探りながらゆっくりと移動しながら
ゲットウやクワズイモなどの分厚い植物の葉
の表層を削る様にして食べるもの。



カタツムリとのもうひとつの大きな違いとは
入口を守ってくれる蓋が付いている事となる。
陸貝にとり、マイマイカブリの幼虫に成虫と
陸生ホタルの幼虫など恐ろしい敵に対しての
大切な防衛壁となる。



このタニシが死ぬと巻貝の殻は真っ白になり
貝殻がこの黄緑色なのではなく、中の本体の
表皮膜の色がこの淡いエメラルドカラーなの
であり、殻は乳白色の半透明なのである。



コレクターによる収集などが原因で個体数は
減りつつあり、絶滅危惧種に数えられる。



アオミオカタニシは「ガンガラーの谷」の
鬱蒼とした森の中、クワズイモの葉の上に
ついているのを撮影したもの。






彼らが餌として食べる植物群

不食芋 (クワズイモ)


月桃 (ゲットウ)



和名 青身陸田螺 (アオミオカタニシ)
学名 レプトポマ ニチダム
   (LEPTOPOMA NITIDUM)
分類 ヤマタニシ科、アオミオカタニシ属
種類 腹足類生物
分布 沖縄諸島、八重山諸島、宮古諸島
   * 奄美諸島は絶滅
   パプアニューギニア
撮影 ガンガラーの谷

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