見出し画像

原田武


昨晩は、中之島オフィスを定時退社後、久し振り
に阪神百貨店へと立ち寄る。単なる定期的な店舗
調査の一貫である。オモロイが転がってるかもが
主たる目的。


そのアートスペースで出逢えたのが、素晴らしき
金属工芸アートの世界。


裸電球にとまった蛾の姿の美しさ、惚れ惚れする。


花の上に休むカエルの姿、葉の緑は緑青錆の色。


網目模様の美しき器、外側の網目と内面の凹凸の
陰影の美しさが何とも素敵である。


オムレツとアリ、何とも可愛いディテール


紫陽花上の蝸牛、香炉であり花の隙間から香煙が
香りたつのだという。



梟、森の賢者の姿である。


壁面に止まる並揚羽の美しさである




姫女苑の容器、なんて繊細な作品



金色に輝く銀杏の葉と、蟻の対比が美しい



愛蛇(カナヘビ)と、桜葉(サクラバ)
どちらも直ぐにでも動きそうである。



セミの抜け殻、可愛い



そこら辺に転がっているブロックの破片、
そこから飛び立つ瞬間の天道虫(テントウムシ)
本来なら巣にいる筈の黄金蜘蛛(コガネグモ)、
この図式が面白い。


開花後の百合の花に抱きついている雨蛙


ダリアにとまるゼフィルス、今回の展示のカードに
なっていたのがこの作品。




阪神百貨店に、この作家の原田武 (ハラダタケシ)
氏に許可をもらっての掲載である。



現物のこの精巧な彫金の美と、日常の我々の周り
の命あるものの造形を再現した素晴らしさが写真
から伝われば幸いである。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?