リリオペ 憂いに満ちたその美しさと神話
リリオペ (LIRIOPE)
キジカクシ目、キジカクシ科、ヤブラン属の
多年生植物
メンテナンスフリーで美しく育つ植物であり
病気や虫に対しても強い性質を持つっている。
耐陰性に優れる事から樹木の下植えなどにも
よく利用される。
リリオペのその名前は、ギリシャ神話に由来。
ナイアスと呼ばれる淡水の妖精の一人となる。
美しき川の精霊であった彼女は、川の神様の
ケフィソスとの間に子供を授かる。
その生まれた子供があのナルキッソスとなる。
リリオペは、ナルキッソスが生まれた時にその
運命について預言を聞くために盲目の予言者
テイレシアスの元を訪れる。テイレシアスは
『彼が自分自身を知る事なくば長く生きよう』
と予言する。この言葉はナルキッソスの悲劇的
な運命を暗示するものであった。
ナルキッソスは成長すると非常に美しい青年と
なり、多くの人々を魅了しましたが、誰の愛も
受け入れることなく、自らの美しさに陶酔する。
ある日、自分の姿が水面に映るのを見て、その
美しさに恋をしてしまい、水に映る自分自身に
触れようとした事で、ついには命を落とす事に
なる。この逸話がもとで、ナルキッソスの名前
が『ナルシシズム』(自己愛)の語源になる。
リリオペは、その予言を聞きナルキッソスの身
を案じる様に葉の影から見守るように寂しげな
花を覗かせている。そんな花なのである。
和名 籔蘭 (ヤブラン)
薮蘭 (ヤブラン)
洋名 リリオペ (LIRIOPE)
リリィ ターフ (LILY TURF)
サマー ムスカリ (SUMMER MUSCARI)
学名 リリオペ ムスカリ
(LIRIOPE MUSCARI)
分類 キジカクシ目、キジカクシ科、
スズラン亜科、ヤブラン属、ヤブラン種
種類 多年生植物
草丈 30〜60cm
開花 7〜10月
花色 紫、藤、桃、白
花径 7mm
原産 日本、朝鮮、中国
言葉 隠れた心
忍耐
場所 中之島周辺
撮影 2024年10月27日
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
#籔蘭
#薮蘭
#ヤブラン
#リリオペ
#LIRIOPE
#リリィターフ
#LILYTURF
#サマームスカリ
#SUMMERMUSCARI
#リリオペムスカリ
#LIRIOPEMUSCARI
#ギリシャ神話
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■