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TACCA INTEGRIFOLIA


タッカ インテグリフォリア 
(TACCA INTEGRIFOLIA)


ヤマノイモ目、ヤマノイモ科、タッカ属の
多年生草本となる。


そんなタッカ属のホワイトタイプの希少品種
の珍奇植物、ビザールプラント。

   
天部を覆っている白い巨大な苞 (ホウ) の
部分を蝙蝠(コウモリ) に見立て付いた名が
ホワイトバットフラワープラントである。


ヒゲの様に見える部分を中心として、背後に
上下へと一枚ずつの仏炎苞が見えている。
この植物の開花してる部分を中心軸としその
基部を支える重要な部位となっていることが
分かる。その上部には二枚の白い苞が傘の様
に覆いかぶさり、花やヒゲを雨から守る様な
仕様となっている。花の部分は三角のものが
蕾であり、それが内側から捲れ壺状の花が姿
を表している。開花が進むにつれ花はこうべ
を垂れて下を向く。白いヒゲを指してネコの
ヒゲ、そして白い二枚の日差屋根が上を覆う
姿を指してコウモリの羽に見立てたのだろう。


実際の花は、内蔵された6個のベアリングの
部品の様な紫色の部位がこれの真の花である。


その上に三角に尖るのが、花の蕾 (ツボミ)
となっている。これが花として開くまでに
成長をすると自重で正面を向く機構となる。


枝垂れている髭(ヒゲ)の様なものは未成熟
な花。花に成れなかった悔しく恨めしい怨念
のカタチを成している。


この奇怪な形状の花は万人に受け入れられる
形ではないが、私としてはこれもまた妖艶な
美のひとつである。



洋名 ホワイト バット フラワー プラント
   (WHITE BAT FLOWER PLANT)
学名 タッカ インテグリフォリア
   (TACCA INTEGRIFOLIA)
分類 ヤマノイモ目、ヤマノイモ科、タッカ属
種類 多年生草本
草丈 60〜120cm
開花 夏〜秋
原産 インド
言葉 邪悪
   孤独な主張
撮影 咲くやこの花館

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