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八重咲十薬



八重咲十薬 (ヤエザキジュウヤク)


コショウ目、ドクダミ科、ドクダミ属


名称に十薬(ジュウヤク)の表記をしてるが
蕺草 (ドクダミ)であり、これの八重咲の
特殊なものとなる。


日本には鑑賞用途目的でアジアから渡来した
ものであるが、その繁殖力の高さゆえに世界
の侵入種データに於いて懸念種とされている
要注意植物。


この植物は地下茎を伸ばし繁殖力が旺盛ゆえ
在来種の植物にとって大いなる脅威となる。


グランドカバー力によりその土地領域を全て
占拠する能力を有しており、コレを植える際
には相当な覚悟と、注意が必要な植物であり
生態系を支配する植物との認識を持たないと
いけない。


ドクダミは、湿度の高い日当たり悪い環境を
特に好む植物。私が東京の杉並区に住んでた
時の家の裏庭にはドクダミが一面を支配して
いて、特有の香りを放っていたのを思い出す。


ドクダミは薬効が高い側面を持ち、現ノ証拠
(ゲンノショウコ)や、千振(センブリ)ら
と肩を並べてる、三大民間薬のひとつとして
扱われてきたものでもある。


効能の多さから十薬(ジュウヤク)と呼ばれ
欧米でも東洋のハーブとも呼ばれまている。


が、このドクダミを長期間にわたって大量に
摂取する事で不可逆的な腎障害を引き起こす
とも言われる。薬も摂取量を間違えれば毒に
なる。ドクダミの名前の由来は毒を抑えるの
意味に使われているという説もあるが、身体
に毒を溜めるの意味もあるとも言われており
ドクダミの名がついたと言われている。


薬効そのものが身体に良く、お茶にも利用を
されており、飲み口もスッキリしてて美味。


蕺草 (ドクダミ)と言うと誰もが思い浮かぶ
スタイルは写真のものではない。私も色んな
場所でドクダミを見てきたが八重咲スタイル
は二箇所でしか目撃していない。


そして、こちらの方が美しいなと思っている。


その一箇所は西中島南方の道路沿いの植込、
もう一箇所は服部緑地都市緑化植物園である。




和名 蕺草 (ドクダミ)
   十薬 (ジュウヤク)
洋名 ハートリーフ (HEART LEAF)
学名 ホウッツィニア コルダタ
   (HOUTTUYNIA CORDATA)
品種 八重咲蕺草 (ヤエザキドクダミ)
   八重咲十薬 (ヤエザキジュウヤク)
分類 コショウ目、ドクダミ科、ドクダミ属
種類 多年生植物
草丈 30〜100cm
開花 春
花色 白
花径 2〜3cm
原産 東南アジア
言葉 野生
   白い追憶
撮影 服部緑地都市緑化公園 日陰の茂み
   西中島南方の道路沿いの植込み

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