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芥子菜


芥子菜 (カラシナ)


アブラナ目、アブラナ科、アブラナ属


おでん、豚の角煮、など食材に添える事より
素材の味を引き立てながらも、その味覚刺激
を楽しむ日本に昔からある調味料のひとつ。

写真のものは、和芥子の名前で呼ばれており
芥子の中では、溶かしながら使用する汁物の
食材に適している。西洋にも独自に発達した
洋芥子、一般にはマスタードと呼ばれるもの
もあるのだが、和芥子の方がツンと鼻を突き
抜ける刺激という点では優っている。

この植物はその種の部分を調味料として使い
洋芥子もそれは同じである。

これは生薬としても使われ、芥子 (ガイシ)
と同じ漢字で呼び名が変わる。生薬としての
効能は鎮痛剤となるもの。


調味料では口や鼻をツンと痛めておきながら
生薬としては体の痛みを鎮めてくれるという
なんとも面白い植物である。





和名 芥子菜 (カラシナ)
   菜芥子 (ナガラシ)
洋名 マスタード (MUSTARDS)
学名 ブラシカ ジュンセア
   (BRASSICA JUNCEA)
分類 アブラナ目、アブラナ科、アブラナ属
種類 一年生、二年生、多年生植物
   野菜
草丈 30〜150cm
開花 夏
花色 黄
花径 7〜10mm
原産 中央アジア
渡来 弥生時代
言葉 平静
   無関心
   冷淡
撮影 武田薬品工業 京都薬用植物園

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