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雄薮虱


ハイキングのメンバーと新三田駅で待合せ


約束の時間より10分前の到着の電車に乗り
NOTE BLOGの弱草藤(ナヨクサフジ)を
電車に揺られながら記事を書き上げてしまい
投稿押して少し目頭を押さえ寝てしまった。


目を覚ますと『次は、藍本、藍本〜』車内の
アナウンスにビックリする、それってどこ!
社内の路線図を見て、待合せの新三田から
なんとまあ三つも先の駅につくところにまで
来てるやんか、『こーの、ばかちんが〜!』
と私の中の金八先生が怒りはる。ブログを
書いたのが11時3分を確認し、2分後には
新三田駅についてたんやな、寝てる場合じゃ
なかったな!LINEのグルチャで詫びを入れて
無料送迎バスで、椎茸園に先に行っててねと
お詫びを添えて藍本駅で降りる。パタパタと
反対のホームへと渡り、折り返しの電車時間
チェック、10分くらいで新三田駅方面行が
来る。後はタクシーで向かえば、椎茸狩開始
には間に合う。折り返しのタイミングにマジ
救われる。ちょっと安心した。私の中にいる
金八先生が結果オーライという事で引っ込む。



と、せっかく、縁もゆかりも用もない駅に降り
時間もあるのだからと、ホームの横の草むらを
チェック、タマムシでもカミキリムシでも何か
珍しいものはないのかしらと草むらや樹木の裏
とかを探しまくる。ノゲシとハルジオン、位か
とガッカリしてたら、おやおや、これは久しい
雄薮虱 (オヤブジラミ)淀川、京都、六甲と
あまり見ない植物を発見、写真を撮りまくる。
地面に這いつくばる様に写真を撮ってたらば、
ホームに来たご年配の女性が気味悪そうにして
後退りしている。でもそんなのどうでもいい。



撮れ高あり。転んでも、寝過ごしてもタダでは
起きない。いや逆に寝過ごしたから会えたのだ。


この植物は、雄籔虱 (オヤブジラミ)。
その植物の花が終わった後、実が付いている姿。
一般の籔虱 (ヤブジラミ)よりも大きめの実で
雄(オ)が頭には付いている。

籔虱 (ヤブジラミ)のその名前は、薮(ヤブ)は
植物を表しており、虱(シラミ)は体に取り憑く
吸血害虫の事を指した名称である。私は残念だが
虱(シラミ)という虫を見た事がない。ついでに
蚤(ノミ)という吸血虫にも刺された事がない。

それが世代的なものか、ちいきてきなものかは
知らないのだが、少なくとも私の生まれの新宿と
いう土地には無縁だったのかもである。その後の
練馬、芦屋、岡崎、そして杉並と小学生の時代を
過ごした土地に、虱は居なかった。


この植物の実は、写真を見てお分かりの通り細かい
毛がいっぱい付いておりひっつき虫の一種である。
そこから、身体に付着する虱(シラミ)の名前が
使われている。






和名 雄薮虱 (オヤブジラミ)
洋名 ラフ ヘッジ バースリー
   (ROUGH HEDGE-PARSLEY)
学名 トリリス スキャブラ
   (TORILIS SCABRA)
分類 セリ目、セリ科、ヤブジラミ属
種類 一年生、二年生草本
草丈 70cm
開花 夏
花色 白
花径 2mm
原産 日本(全土)、朝鮮、中国、台湾
言葉 人懐っこい
撮影 藍本駅のホーム JR宝塚線

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