桜蘭

桜蘭 （サクララン）



リンドウ目、キョウチクトウ科、ホヤ属の
植物となる。

オーストラリアと東アジアの一部とが原産の
多年生植物。勘の良い人ならば気付いた筈で
あるのが、この特徴的な花の姿である。この
多角的立体的構造の顔をしてる花とくれば…

そう、多肉類植物なのである。これは花と葉
に多肉類の特徴が現れる特殊な植物となる。



この植物は咲いた幾何学的なデザインの複合
の姿とセンターに浮かび上がる赤紫色の紋章
（エンブレム）の美しさも格別であるのだが
蕾 （ツボミ） 姿がこれもまた、可愛らしい。
その美しさが表に出せないでいる事に、唇を
キュッと尖らせてる拗ね顔少女みたいなので
キュートに感じる。

覆面姿で歌と踊りを披露する地下アイドルと
いうものがこの世には存在するが、まあそれ
も覆面を脱ぎ捨てるまでの我慢の時間。
この花は蕾が開くと、その美貌は老若男女の
誰もが美を賞賛する顔を見せてくれる訳。



ただ、この植物はキョウチクトウ科とある事
から毒性植物でその全部位の摂取も、樹液に
触れるのもＮＧとなるので注意が必要。



綺麗な薔薇には棘がある、覆面植物には毒が
あるというところである。




和名　桜蘭 （サクララン）
洋名　ワックス ヴァイン （WAX VINE）
学名　ホヤ カルノサ （HOYA CARNOSA）
分類　リンドウ目、キョウチクトウ科、ホヤ属
種類　多年生植物
　　　多肉類植物
　　　毒性植物
草丈　３０〜１００ｃｍ
開花　６〜９月
花色　白、桃、混合
花径　１２〜１５ｍｍ
原産　オーストラリアと東アジアの一部
言葉　人生の門出
　　　人生の出発
撮影　京都府立植物園