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春鹿


奈良県で椿が最も多く植栽されている神社として
一千種類の品種が、一万本も植栽されているとの
話で訪れたのが『奈良縣護國神社』である。

だが、今年は椿が例年より開花が遅いとの話から
まだまだ椿の為に訪れるには早過ぎたのを体感し
ゆったりとした時間を過ごしていた。


人っこひとりいない境内だったが、婦人警官の姿
を見かけ何か事件かと尋ねたところ、近所の老人
ホームから脱走したお爺さんを捜索しているのだ
と聞いたのであった。


境内の雑木林の中を何かが動くのでお爺さんかと
思いきや、鹿であった。春の鹿なので春鹿である。



奈良縣護國神社の境内にあった『春鹿』の樽酒


この『春鹿』は、奈良の伝統的な清酒の銘柄。
奈良の春日大社において、神の使いとされている
神鹿にちなんで『春日神鹿』(カスガシンロク)
と名付けられ、後に『春鹿』(ハルシカ)の名に
改められたものとなる。


可愛い鹿の集団は、警戒心と好奇心の狭間にて
こちらの事も距離を置きながら観察していた。
この集団にはメスは居らず、若いオスによって
構成されていた。


お爺さんが見つかったかどうかは不明である。

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