続編は一作目を超えられない。二度目の婚姻届を書いた日。


続編は一作目を超えられない


by 大豆田とわ子
(大豆田とわ子と三人の元夫)


超私事だけども、タイトルにある通り
本日、人生二度目の婚姻届を書いた。

籍を入れるのは今週末だけど、
なにかと婚姻届を提出して当日に
無事受理されるには下準備がいる。
早め早めに書いておくのが吉だと
1回目の時に学んだのだ。

わたしは(簡単に言えば)再婚+連れ子だから特に。
そして女だから尚更。

スピードでニューダディ(元とか現とか言うのが
個人の意見で嫌なのでこの呼び方)
との妊娠発覚and再婚決定コースなので、
離婚後300日/100日問題だとか
娘の養子縁組だとか
まぁまぁ準備することは一回目以上に多いのは確かだった。



シングルマザーの道も考えたし、
ダディ(世で言う元夫)と再婚も考えたし、

でも結果は
ニューダディとの新たな道を選んだわけなのよね。

ニューダディに、
「なんで結婚したいの?」
と、婚姻届を書く前にポツリと聞いてみた。

そりゃ一緒に居たいからだよ、
なんて照れる言葉が返ってきたけども、

事実婚でも今のままでも子育てはできるし
一緒にいることはできるよ?
と、意地悪くではなく、本当にそう思ったから
聞き返してみた。

すると、
たしかに…なんで結婚したいんだろうね?
と、ニューダディもそれ以上何も言えなくなってしまった。




わたしは、独身時代から
「早く結婚したい」「早く子どもが欲しい」
とうるさいくらいに周りに言っていたし、
付き合って3ヶ月で妊娠が発覚した時に
「こどもが生まれても事実婚で良いじゃん」
というダディが信じられなくて
(そういうには当時色々あったからダディが全て
悪いわけではないのよ)
どうにか説得して婚姻届を書いてもらい
入籍したほど結婚には強い希望があった。


確かに結婚生活というものは
心地の良いものだった。
大変なことも含めて、結果は心地が良いのだ。



でも、離婚の理由はさまざまあるのだが、
その選択をしようと決意したときは
「戸籍上で他人になったとしても、
ダディとはこれからも良い繋がりを築いていけそうだ」
と心から思っていた。

"ダディとの娘が存在する"
というのはかなり大きいし、
ダディが割とそういう大らかな関係に肯定的であるというのもあるからか、
今もダディとの関係は良好だ。

すぐとは言わないけども、
いつかはダディとニューダディを顔合わせして
今後は戸籍上の関係とかではなく、
縁が繋がった者同士、家族のように関わっていけるようにしたいね
と両ダディに言ってるほどだ。


そんなこんなもあって
なんだかダディとの離婚を経てからというもの、
「結婚とはなんぞや」「戸籍に残るとはなんぞや」
と考える時間が増えたわけである。


★少し逸れてしまうが、
"戸籍に残る"というのはかなり大きなことなのか

市役所の人に何度も
「戸籍に残りますがー」
「戸籍に残したくないのであればー」
「将来お子さんが戸籍を見た時にー」
と耳にタコが出来てなんなら茹で上がるほど言われ聞かされた。

わたしはなんも問題ないし
ダディもそこらへん気にしないと思うけど
ニューダディは割と気にするタイプだったりする。

(わたしの場合、問題ないというより
ことの大きさを解っていないの方が正しい気がするが…)


そんな考えや思いがあるからこそ
独身時代からは考えられないくらい
結婚というものにさほど重きを置いていないのだ。


と、


<<結婚というものにさほど重きを置いていない>>


なんて今でも思っているわたしが婚姻届を書いた。

それは、結果わたしも結婚に賛成だったから
書いたんだよ。それは事実であり真実。

だから不思議なの。
なんで結局のところ、結婚したいんだろう?



わからない。

まぁね、女手ひとつで子を二人抱えて生きてくには
まだまだ厳しい世の中ではあるし、

人肌が恋しくはない、独りで生きてける
なんて強がれない。

でも、それが決め手でもないんだよな。

次こそは別れず最期まで幸せになりたい!!
とも思わないしね。
(ダディとも十分幸せだったしさ)

なんでなんだろう。
これはきっと、結婚していろんな壁を超えていかないと
答えがわからないんだろうなー🤔


ただ、ひとつわかるかもなというのがある。
苗字が一緒になるというのは
なんとも言えない喜びが存在する。

ダディのときがそうだった。
婚姻届が受理されたとき、
たった二文字の苗字が形を変えて
ダディと同じ漢字になっただけなのに
嬉しい・不安・悲しい・期待
といったさまざまな感情が溢れて
結果、安心感に包まれた記憶がある。

ニューダディも、ことあるごとに
「ふわふわのパンちゃんも、俺と一緒の苗字になるのか〜」
と小躍りするくらいだ。

そんな様子を見て「わ〜デレデレ大魔王だ〜」
と軽く流してるわたし。
そんなわたしも実は心の奥底で同じ苗字になることを
喜んでいるのかもしれない???

強引にまとめれば
「二人の絆を見える形で残したい」
のかなぁ?

などと考える。
国民性なのか、思考なのか、なんなのか、、、


これが、現時点での「結婚することにした」答え。
いや、答えになってないとは思いますが…



結婚にはそれぞれのカタチがある。
さまざまな理由がある。
キラキラしてないし、楽なもんじゃない。
だからこそ結婚なんだと思う。

わたしは、1回目の結婚で成し得なかったものの
続きを作りたくて
2回目の結婚をしたいわけではない。
結婚はそれなりに大変なことも待ち受けているのは
きっと誰よりも解っていると思う。

これは、全く新しい全く別の物語の始まりなのである。


さて、この先どうなるかな?
ワクワクするような、ゾワゾワするような。
何か悟りが降ってきたら、
この手の話を記事にしてみようと思う。

今は、なんで結婚したいんだろうと考えながらも
入籍の日を楽しみに過ごそう。










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