初日、二日目、アムステルダムからフローニンゲンへ
フランクフルトからアムステルダムへの乗り継ぎはスムーズだった。税関や空港内のスタッフと、ドイツ語でちょっとした会話をすることができ、検定試験に合格するレベルには到底及ばないとは言え、ドイツ語が少しは身に付いていたことに驚いた。
日本出国の際は、ワクチンパスポート、大学入学許可証のチェックなどにかなりの時間がかかったが、オランダ入国は何も聞かれず、呆気ないほどだった。
スキポール空港を出るとすでに夕刻だった。今日はアムステルダムで1泊し、明日フローニンゲンに向かう。
ホテルまでの道中、タバコの吸い殻がたくさん落ちていて、タバコ臭いことが印象に残っていたが、チェックイン時にタバコをホテル内で吸わないという誓約をさせられたことが強く印象に残った。
一人用の部屋は、トイレとシャワーがオープンになっているのが、開放的すぎて笑える。
部屋は清潔で、ライトの明るさや色、カーテンなどをiPadで一括管理することができ、深夜であれば軽食やドリンクを注文して運んできてくれる。疲れが押し寄せ、久しぶりに深い眠りについた。
朝食は、豊富な酒類のパンとチーズ、ハムなどから、数種類を選んでとっていく形式だった。飲み物がおかわり自由で、普段であれば5ユーロくらいするラテを何杯も飲むことができた。僕が何より癒されるのは美味しいコーヒーを飲む時間。
いよいよ2日目、目的地のフローニンゲンを目指す。まずはSIMカードとOVチケットカードを入手した。
SIMカードはLyca mobileという会社のもので、10Gトップアップして35ユーロ。オランダでの電話はかけ放題で、トップアップはローミングが切れ次第順次行う形式。
東南アジアの安い電話代に慣れきった僕にとって、相当高いなと感じる。しかし生命線が繋がりホッとした。
OVチケットカードはオランダのSuicaみたいなカード。そこにお金をトップアップしておき、それをかざすだけで私鉄、高速鉄道、ローカル戦、市内を走るバスにまで乗ることができるもの。
購入後にns.nlで登録を行うことで過去の履歴などをみたり、事前にオンラインで列車を予約することもできる。
フローニンゲンはスキポールエアポート駅から特急で1時間40分程度。
ただし、車両によってはZwolleなどで乗り換えを行う必要がある。案の定、僕はそれを乗り過ごし、Meppelという一駅先の場所からGroningen行きの鈍足列車に乗った。さらに2時間も電車旅を続けられることになった。(もう自分の失敗にはウンザリだ!)
オランダの車窓から見える景色は、どれもこれもとてもユニークだ。特に建築は一風変わったものが都市部、田舎を通して多い。
やっと到着したフローニンゲンはゴミが少なく、タバコの匂いもしない綺麗な都市だった。
ただし、ランドマークがそれぞれ離れているほか、中心部の景色はとても似ているため、道に迷うとちょっと大変。生活をするならば、自転車は必須だろう。
物価は地方ゆえ、アムステルダムほど高くはない。とても大きなサイズのスムージーが3ユーロで購入できた。これからの生活が楽しみだ。
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