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多様性を尊重しないのもまた、多様性

前書き

しばらくブログから離れてたけど、ようやっと題材が見つかったから書いていきます。

タイトルから愚痴っぽく感じるかもやけど、意外とその要素少なめです笑

なので、最後まで読んでほしいです。


多様性って何だ?

さて、多様性について触れていこう。(ブログ口調)

最近では、当たり前に聞くようになった「多様性」。みなさんは、意味分かってますか?

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ここで、多様性の意味について確認しましょう。

多様性とは、幅広く性質の異なる群が存在すること。
                                  参照: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

と、上記のような意味となっています。最近では、「多様性を大切にしよう!」という話をTVやSNSで見かけますね。

例えば、異文化理解においては、風習が違えば自ずと価値観も変わってくる。これを「自分とは違うから変な人」と決めつけるのではなく、「こういう風に考える人もいるんだ~」と考えて、その人の価値観を否定せずに受け入れることが大切であり、そうすべきであるというような主張です。

また、障がいを持った人たちや性的マイノリティーの人たちに対する理解を示すべきという主張も、多様性の尊重を訴える主張の一環としてみられますね。

ここであげた主張の例は、世界的な規模になっていて実感が持てない方もいるかと思います…。
もう少し実感が湧く事例といえば、みなさんが属する集団でしょうか。ここでの集団は、学校の学年やクラス、クラブやサークル全体からそのグループ、会社全体から部署と考えてもらうと、より実感が湧くと思います。

集団の中には、「変わった人」が一人はいるのではないでしょうか?みんなと考え方や行動がズレていて、周囲から浮いた存在の人です。(実は、自分がよく変わってると言われます笑)
そういう人に対して、「あいつは変わってるからほっとけ」「輪を乱すようなことをするやつだから迷惑だな」と言って終わらせるのではなく、それも一つの個性と捉えて、その人も輪に入れていくべきといった主張もあります。

これらの主張を見かけたもしくは聞いた、そして主張したことがある方もいるかと思います。

今回、私が一番書きたかったのは、多様性の尊重についてではありません。(もちろん、尊重するように心がけていますが)

私が一番書きたかったのは、「多様性の捉え方」なんです。

多様性を尊重しない人はいけない人?

よく目にする多様性に関する主張の中には、個人的に引っかかるようなことも混じっていました。

それが、「○○な人は論外」「○○な人は時代遅れ」といった主張です。「えっ?真逆やん?」と思いますよね?
しかし、この○○の中が「多様性を尊重しない」という言葉が入ることで、しっくりきませんか?

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そう。多様性を尊重する一方で、多様性を尊重しないような考え方を発信する人に対する批判をしている人もいるんです。

私が偶然目にした主張を例にすると、「多様性を知ることと尊重することはすごく大事!」という文の後ろに、「多様性を尊重出来ない人とはさよなら。尊重出来る人と過ごしたい!」と続けられていました。

確かに、差別的な発言はあってはいけないですし、人々の持つ多様性は尊重されるべきだと私も思います。
でも、それと同時に、「多様性を尊重しないような考え方」もまた、多様性の一つではないかとも思うのです。

むしろ、多様性を尊重しない人に対する批判こそ、多様性を尊重しない行動ではないかとさえ思います。

矛盾の正体

なぜ、このような矛盾した発言が発生しているのか?

私なりに分析してみた見解を綴ってみます。素人見解ということを了解したうえで、見て下さいね。

恐らく、このような批判をする人にとって、多様性の尊重は「ファッション」や「トレンド」なのではないでしょうか。

多様性に関する話題に触れたことにより、その人は衝撃を受けたのかもしれません。そして、それをSNSなどで発信して称賛されたことで、発信が目的にすり替わったのだと思います。(勝手な設定です(笑))

そうして、多様性の考え方を発信する自分が「かっこいい」「イケてる」と思うようになったことで、多様性を尊重しない考えに対して批判をするようになり、そうしてる自分ですら「かっこいい」「イケてる」と思うようになったのではないでしょうか。

もちろん、そのような人ばかりではないと分かっています。もしかしたら、文章の捉え違いや言葉が足りていなかったのかもしれませんからね。

あと、この設定はあながち偏見ばかりのものではありません。
そのような発信をしていた人のアカウントを見てみると、1か月もしないうちに別のことについて発信していたりしてましたから。
すでに、その人の中のトレンドは変わってるのかなと思ったりしてます。

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多様性問題はトレンドなのか?

先に記した通り、トレンドではなく、真剣に多様性の諸問題に向き合って、発信されている方もいることも分かっています。

そんな中で、多様性を軽んじて、人気取りや自己顕示欲を満たすためだけに発信するという行為は、「真剣に発信する人たちの妨害行為」ひいては「多様性の価値を貶める行為」ではないでしょうか。

言い過ぎたなら、表現を変えます。しかし、この事実は間違ってないと思っています。

そして、私がなぜ多様性の尊重をしない人を批判しないのかも書いておきます。

そもそも、多様性という考えが広まったのが、まだ最近の出来事なんですよね。以下に、引用しておきますね。(下記の文では、多様性→ダイバーシティとなっています)

「ダイバーシティ」という考え方が広がり始めたのは、経済同友会が2004年に人事戦略として問題提起したことが契機となっています。
出典:あしたの人事|働き方改革で注目される「ダイバーシティ」って何?

以前から、男女雇用機会均等法や男女共同参画社会基本法などが施行されていましたが、本格的にその考えが広まったのは17年ほど前なんです。
対して、人の考えや価値観は中々すぐに変えることは容易ではありません。そのため、多様性が広まる前から育った価値観を変えられずにいるのではないかと思います。

もしかしたら、多様性の大切さを分かっていても、中々価値観の変動についていけず苦労している人もいるかもしれませんよね。
そういう人のことも考えると、一括りに批判するのは違うのではないかと思うので、私は批判しません。

結局言いたいこと

このブログを通して言いたいことを簡単にまとめますね。

多様性っていうのは、実はそれを尊重しないのも多様性の一つであって、批判するのではなく、その考えも受け入れてあげられたら、みんなが多様性を尊重し合える素晴らしい世界に一歩近づくのではないかと思うのです。

なので、みなさんも今一度、「多様性」について見直してみてはいかがでしょうか?
もし、このブログがその一助になるのなら、とても光栄です。

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最後に、私にとっての「多様性の尊重」を綴りますね。

私にとっての「多様性の尊重」は、あらゆる意見もシャットアウトしないことだと思います。

自分が受け入れられる考えだけを取り入れて、受け入れられなければシャットアウトするのでは、多様性を尊重しているとは言い難いです。
しかし、全てを受け入れるのはどうしても難しい場合もありますよね。そんな時は、「あぁ、そんな考えもあるんや、ふーん…」程度で受け入れればいいと思います。自分と相容れない考え自体を丸ごと認めようとしなくても、その存在だけ認めてあげるだけでもいいのではないでしょうか。


(あとがき?)執筆者コメ

最後まで読んでくださりありがとうございました!
普段、こんなに自分の考えや価値観を表現することがないんで、適切に伝わるか不安です(笑)

なので、共感も批判も全部コメント下さい!
これからもこんな形で発信していこうと思っているので、そのための参考にさせてもらいます。

そして、これはあくまでぼく個人の考え方です!
全て正しいとは思っていません。あなたの考えを否定する意思で書いてはいないことをご了承ください。
まだまだ練習の身なので、うまく伝えられていない点は目をつむっていただけたらと思います…。

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